巨大ゲーミングルーターを分解!「ROG Rapture GT-AC5300」の実力を探る

「ROG Rapture GT-AC5300」。実売価格5万5000円前後のモンスタースペックを誇るルーターだ

 PCゲームはもちろん、動画ストリーミングサービスの利用が当たり前になったいま、無線LANルーターにもパワーが必要になった。だらだらとゲームをしていたら急に大規模な遅延が生じたり、ストリーミング動画を見ていたら、ネットワークが一時的に落ちてしまった……なんていうことはないだろうか。ほとんどはルーターが負荷に耐えられなくなったために処理が遅れているのだが、ことFPSやRTS、MMORPGなど常時接続が前提のゲームタイトルとなると、そういったイベントは致命的だ。

 無線でも快適なゲームプレイを実現したい、複数デバイスで常に通信を行いたいといった場合、当然ルーターもそうした用途にあったものを使いたい。本日販売開始となったASUSのゲーミングブランド「ROG」シリーズ初のルーター「ROG Rapture GT-AC5300」は、そんなユーザーにうってつけの製品と言えるだろう。ゲーミングブランド扱いで、ゲームを前提にしたものだが、SOHO規模のルーターとしても余裕で使える豪華なスペックとなっている。

小型PCばりにデカい! トライバンド対応の超ハイエンドルーター

 ROG Rapture GT-AC5300は、トライバインド対応Wi-Fiルーターで、5GHz帯×2、2.4GHz帯×1を利用でき、4ストリーム最大2167Mbpsに対応する。ゲーム用の帯域を構築して、ながらゲームプレイでも安定した通信状況を用意できるのが魅力だ。設定周りは後述するとして、まずはインパクトのある外観からチェックしていこう。

 本体サイズはブレードアンテナ抜きでおよそ245mm×245mm×65mm、重量は約1880gと、ルーターとしては規格外の大きさが本製品の大きな特徴だ。ブレードアンテナは取り付け式で8本用意されており、形状はゲーミングルーターらしいメカっぽさが目立つ。ロボットものっぽくてテンションが上がる人も多いだろうが、そのぶん四方にアンテナを装着する関係上、本体を横向きにして設置面積を減らすことはできない。またCPUにクアッドコアの「Broadcom 4908」(1.8GHz)を搭載するなど、ルーターとしても非常にハイスペックであるため、冷却性能も妥協が無く、底部から頂部へのエアフローが確保されている。購入を検討する場合、都合のいい設置場所の検討がまず必要だろう。

本体側面のステータスランプ

 もちろん、自宅のネットワーク環境に対して都合の良い部分もある。とにかくアンテナ性能が強く、ASUSの資料によれば3階建て/マンション4LDKをサポートするため、ほとんどの家屋はこれ1台でカバーできるだろう。設置に関して自室に拘らなくてもいいのはありがたい。

 また、接続デバイスの推奨利用台数は24台までと非常に多く、ゲーム専用というよりは、ネットワークへの接続機能を持つ機器すべてを受け止められるものと考えてもいいだろう。クアッドコアCPUにメモリー1GBと基本スペックが高いため、ゲーミングPCとスマホ、スマートスピーカー、NAS、テレビ、レコーダーなどもりもりと接続しても安心である。以降でスクリーンショットを掲載しているが、CPU負荷は負荷テスト中でも15%付近に留まっていたため、NASへのデータ転送を加えた場合も余裕のある状態をキープしてくれるだろう。

UBS 3.0×2、WAN×1、LAN×8でハブの代わりにもなる。またLANのうち2ポートはゲーミング用に調整されたポートで、リンクアグリケーションに対応するポートも別途2ポートある。なお、ハブはすべてハードウェアNAT

LEDとWPS、Wi-Fiのオンオフボタンもある。ゲームはワイヤードに限る派も安心

ROGシリーズのロゴもある

 さて、本体サイズがこれだけ大きくなったことには、もちろんそれなりの理由がある。上記のようなベーススペックの高さに対して、冷却性能を確保するためだ。放熱性能が低ければ、CPUは性能を発揮できないし、突然のネットワークダウンも起きやすい。ゲームのみであれば、「ROG Rapture GT-AC5300」でなくても耐えるは耐えるが、最近のデバイス環境を考えると、ゲームのみのためにルーターを使うという人は少ないだろう。

 ASUSから届いた分解写真を見てみると、Mini-ITXマザーボードよりもややデカい基板が入っていた。ほぼ本体幅ギリギリの基板が入っているのは驚きだが、過密レイアウトではなく、余裕を持たせたレイアウトでスペックに対しての冷却性能を確保していると思われる。

底面からボードが少し視認できる

ボード。面積重点のヒートシンクが

背面にもヒートシンク

ヒートシンクを外した状態。中央銀色部分のさらに下にプロセッサーやメモリーが隠れているとのこと

背面。ルーターの基板としてはとにかく大きい





BIG PADの使い方いろいろ、初のソリューションフェア開催

70V型の4K対応電子黒板も新登場

2017年11月24日 09時00分更新

文● 大河原克之 編集●ASCII

 シャープおよびシャープマーケティングジャパンは11月21日と22日の2日間、東京・芝浦のシャープ東京ビルBtoBショールームで「BIG PAD SOLUTION FAIR」を開催した。

BIG PAD SOLUTION FAIRの様子

 「BIG PADの新製品」や発表前の製品の展示に加えて、パートナー企業が開発したBIG PAD向けソリューションなどを一堂に紹介するもの。会期中には、同社の得意先企業など約500人が来場し、シャープグループ企業のほか、13社のパートナー企業がソリューションを展示した。

大画面の電子黒板を活用する事例を展示

 BIG PADは、教育分野における電子黒板需要や、オフィスにおける働き方改革に関連した新たな会議スタイルを実現するために導入される例が多い。今回のイベントでもそれに関連した展示が数多く行われた。特に行政ソリューションや販売支援ソリューションなど、BIG PADの利用拡大に向けた新たな提案が行われていたのが特徴だ。

 BIG PAD SOLUTION FAIRの展示会場では、オフィスソリューション、行政ソリューション、販売支援ソリューションの3つゾーンにわけた展示が実施されていたので、写真を通じて、イベントで注目された製品やソリューションを紹介していこう。

大画面を寝かしたり、縦置きすることで応用の幅が広がる

 オフィスソリューションゾーンでは、50V型のBIG PADをテーブルに埋め込んだ平置きでの利用提案を行っていた。タブレットなどのデバイスとワイヤレス接続して、写真や資料などの情報をテーブルディスプレイに表示。テーブルディスプレイは、同時に複数の人が利用することが可能で、コンテンツを相手の方に投げると、その人の方向を向いてコンテンツが表示されるといった細かい工夫を施している。

 さらに、テーブルディスプレイに表示されたコンテンツをより鮮明に見たい場合には、連動した70V型 4Kタッチディスプレイ「BIG PAD PN-L705H」に表示させることができる。ここでは、海外と結んだビデオ会議も可能であり、英語と日本語を自動翻訳して、ディスプレイ上に表示。スムーズな会議ができるようになる。

大画面にペンで作図できる初の4K 70型BIG PAD

 70V型 4Kタッチディスプレイ「BIG PAD PN-L705H」は、BIG PADシリーズ初の4K対応モデルであり、4Kならではの高精細表示が可能になっている。これまでのプレゼンテーション用途や、会議での情報共有といった利用シーンに留まらず、CAD/CAM図面などを使用する設計現場やプロダクトデザインの現場、細かい集計表や地図などを使用する現場での利用も想定しているという。

新製品の70型BIG PAD

 とくに、設計現場での利用を想定して、角度を変えられるスタンドを参考展示。新開発のペン先2mmという細さのポインターペンによって、高精細での書き込みなどを可能にした。PN-L705Hでは、液晶パネルと表面保護ガラスの間にある空気層を無くし、密着させて貼り合わせる「ダレイクトボンディング」技術を採用。視差が少なく、紙に手書きをしているような自然な書き味を実現することができるようになっている。

ハドルMTGに対応しつつ、より大画面の50型BIG PAD

 年内にも発表予定の50V型のBIG PADを参考展示した。これまでにも、ミドルサイズの製品としては、40V型タッチディスプレイモデル「PN-L401C」を発売。オフィスのミーティングコーナーや小さな会議室のテーブルに設置し、ハドルミーティングに最適な製品と位置づけていた。

 ハドルミーティングと、同社が提案している会議の手法で、アメリカンフットボールの試合中、選手がフィールドで円陣を組んで、短い作戦会議を行い、試合に戻る「ハドル」を語源にしている。必要な時に少人数で集まり、短時間に会議を行って、意思決定を行うハドルミーティングにおいて、ミドルサイズの製品は利用しやすい。

 50V型によって、選択肢を広げる提案ができるほか、社内でのサイネージ用途での利用提案も行っていくという。

 参考展示をしたのが、ミドルサイズのBIG PADに対応したバッテリー搭載型のキャスター付きスタンドだ。これによって、BIG PADをどこにでも移動させることができ、様々な場所でハドルミーティングが行えるようになる。フル充電しておけば、約4時間の連続稼働が可能であり、短時間の会議が中心となるハドルミーティングの用途としては十分な稼働時間を確保できるといえるだろう。働き方改革を柔軟に進めるためのツールのひとつになりそうだ。





ウィズテック、ハイエンドCore i9-7980XE搭載モデルなどVSPEC-BTOラインアップを一新

Core i9-7980XE+NVIDIA GeForce GTX1080Ti装備でクリエイター用途やゲームなど充実スペック

2017年11月21日 17時30分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

 ウィズテックは11月20日、インテルCore-Xシリーズ最上位となるCore i9-7980XE搭載したモデルなどを投入、VSPEC-BTOのハイエンドシリーズを一新した。

 最上位モデルとなる「VSPEC-BTO/ハイエンドCore-i9XEエクストリーム」はCore i9-7980XEを採用するほか、グラフィックスにNVIDIA GeForce GTX1080Ti、8GBメモリーや1TB HDDなどを装備。価格は62万8000円。

 Core i9-7980XEとNVIDIA GeForce GT710を搭載する「VSPEC-BTO/ハイエンドCore-i9XEベーシック」(37万9900円)や、Core i9-7900XとNVIDIA GeForce GTX1050を搭載する「VSPEC-BTO/ハイエンドCore-i9スタンダード」(28万8000円)、Core i5-7640XとNVIDIA GeForce GT710を搭載する「VSPEC-BTO/ハイエンドCore-i5ベーシック」(12万9800円)なども用意。

 いずれのモデルも標準的な構成での価格。BTOによりメモリー、HDD、グラフィックスカードをカスタマイズできる。

テレビにつなぐ超小型4K PCをベアボーンで実現する

2017年11月21日 12時00分更新

文● ハシモト/ASCII.jp編集部

イメージ

 4Kテレビも低価格化が進み、この年末にも購入しようと考えている人も多いだろう。

 周辺環境も整いつつある。ゲーム機やBDレコーダー、動画配信サービスなども続々と4K化しており、2018年末には4K/8Kの実用放送もはじまる(ただし、現在の4Kテレビでそのまま見ることはできない)。

 このような状況の中、おすすめしたいのが4KテレビにPCを接続すること。動画を見るにしても、PCゲームをするにしても、4Kテレビは画面が大きいので迫力が違う。そして、動画表示を前提に開発されている分、オンライン映像などもきれいだ。

 そこで、4K出力できるテレビ接続用PCをピックアップしてみた。結果から言ってしまうと、コンパクトなNUC系ベアボーンがおすすめだ。

テレビ周辺における小型ボディーと
お手頃な価格が魅力のベアボーン

 なぜベアボーンかというと、まずPCはできる限り小型のほうがいい。理想はスティックPCだが、それではややパワーが不足が懸念される。

 ベアボーンは小型の製品が多く、4K出力をうたうものも多い。さらに、CPU搭載型が多いので、メモリーとストレージを追加してOSを入れれば、すぐ使えて手軽だ。

 さらに、去年から今年にかけて発売された製品の価格下落が結構進んでおり、インテルの第7世代Core iプロセッサーを搭載したものでも5万円前後で買える。比較的お買い得ではないかと思ったのだ。

 というわけで、候補に挙がったのが以下の機種だ。基本的にはテレビに接続することを前提としているため、HDMIで4K出力ができる製品が前提。

 理想としては4K/60pでHDR出力もできるHDMI 2.0a端子搭載製品が欲しいところだが、そこは懐具合と相談だろう。

2.5インチストレージが使えるインテル「NUC7i5BNH」

「NUC7i5BNH」
「NUC7i5BNH」

 CPUはCore i5-7260Uを搭載し、HDMI 2.0aに対応するインテルのNUC。4万7000円程度で購入できる。ストレージはM.2はもちろん、2.5インチSSD/HDDを内蔵可能。2.5インチのSSDならM.2より若干安く買える傾向にあるので、コストを抑えたいならこれがいいかも。基本仕様は同じでさらに小さい「NUC7i5BNK」もある。

リモコン付きでリビングPCにぴったり
ASRock「Beebox-S 7200U/B/BB」

「Beebox-S 7200U/B/BB」
「Beebox-S 7200U/B/BB」

 Core i5-7200Uを搭載する小型ベアボーン。4万5000円前後で購入が可能。こちらも2.5インチのストレージを内蔵可能で、VESAマウントに装着するためのブラケットも付属する。リモコンが付属しているのでリビングPCにはうってつけ。

見た目がカッコいいミニPC
ECS「LIVA Z Plus」

「LIVA Z Plus」
「LIVA Z Plus」

 Core i5-7200Uを搭載するモデルは5万円前後で購入できる。搭載するHDMI端子は1.4bなので4K/30pまでの出力だが、DisplayPortでは4K/60pでの出力ができる。ストレージはM.2が内蔵可能。

2万5000円程度で買える格安4Kベアボーン

Shuttle「DX30」

Shuttle「DX30」
Shuttle「DX30」

 Celeron J3355を搭載するファンレスベアボーン。CPUはAtom系(Apollo Lake)であるが2万5000円程度で購入できる。2.5インチのストレージを内蔵可能なので、5000円未満で買える500GBクラスのHDDを組み合わせればかなりコストは抑えられる。





業界に痕跡を残して消えたメーカー ミニコン開発に奮闘したData General

 前回ほんの少しだけ触れたData Generalを今回は紹介する。あるいは日本では「超マシン誕生」(トレイシー・キダー著・糸川洋訳・日経BP刊)でご存知の方が多いかもしれない。

 この翻訳の元になった“The Soul of a New Machine”は1982年にノンフィクション部門でピューリッツァー賞を受賞している。この本のテーマは、そのData GeneralがEclipse MV/8000を開発する過程を追ったレポートである。

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DECを辞め8bitベースの
マシンを作る会社を興す

 Data Generalの創業者であるEdson de Castro氏は、もともとはDECのエンジニアだった。彼は1960年に大学卒業後、DECに入社する。DECでまずはPDP-1のシステムエンジニアからスタート、その後PDP-4とPDP-5を経て、PDP-8の開発と、その改良型であるPDP-8/iの開発に携わることになった。

 PDP-8/iは1967年に開発が完了するものの、連載366回の表にもあるようにPDP-1/4/5/8は基本的に1quanta(*)=6bitのものだった。ところが1964年にIBMはSystem/360を発表し、こちらは1quanta=8bitをベースにしたものだった。


(*) これはEdson de Castro氏のインタビュー中の表現である。6bitの倍数で構成するか、8bitの倍数で表現するかという基本単位をCastro氏はQuantaと呼んでいる。

 Castro氏は上層部に、自社も8bitをベースにしたマシンを作るべきだと何度も進言したらしいが、これはことごとく却下されたらしい。実際DECが8bitをベースにしたマシンを投入するのは、1970年のPDP-11である。

 Castro氏はそんなわけで、DECが8bitベースのマシンを作らないなら、自分で会社を興してここで作ってやる、と1967年に決意。同じ想いを抱いていた同僚らと共にDECを辞し、1968年にマサチューセッツ州ボストンでData Generalを創業する。

 ちなみにこの時に一緒にDECを辞め、Data Generalの創業者の1人となったのが、連載328回に出てきたHenry Burkhardt III氏というあたり、いかにこの業界同じ人間がぐるぐるまわっているか、わかろうというものだ。

 そんな経緯で会社を立ち上げたCastro氏だが、他に営業としてFairchild SemiconductorからHerb Richman氏を招き、さらに弁護士だったFrederick Richard Adler氏を迎え入れる。Adler氏は自身で5万ドルを用立てたほか、さまざまなところから総額80万ドルの開業資金を調達、これで会社はスタートできることになった。

 これもあってCastro氏が社長兼CEO、Richman氏がマーケティングと営業担当副社長、Adler氏がCFOを勤めることになった。

 さて、そのData Generalが最初に開発したのが16bitミニコンのNOVA 1200(Photo01)である。Castro氏の回顧録によれば、内部構成は4bit単位で、これを高速で動かす形で実装したらしい。

NOVA 1200。フロントパネルに16個のスイッチが並ぶあたりが当時のマシンらしい感じである

 回路はディスクリート部品で構成されたが、当時はまだ使われていたWire-Wrapping(回路のあちこちに立てられた金属棒に配線を巻きつける方式)に代わってPCB(Printed Circuit Board:いわゆるプリント基板)を利用することでコストを削減し、信頼性を向上するといった工夫もあった。

 当時のことなのでメモリーはコアメモリーであるが、アクセス速度は780KB/秒程度もあり、主要な命令はサイクル時間が1.55μ秒で実行可能だったため、かなり高速な部類に属した(写真の説明を見ると380Kbps程度とされてるあたり、前後になにか他のウェイトが入ったのかもしれない)。また筐体の大きさをPDP-8と共通にしており、PDP-8用のラックに簡単に収められた。

 NOVA 1200の単体価格は3995ドルで、コアメモリーを4KBまで増やすと7995ドルほどになった。とはいえ、この価格は当時の競合製品(PDP-8や、翌年登場するPDP-11)と比べてずっと安く、しかも高速だった。

 リムーバブルHDDやその他の周辺機器まで含めた平均納入価格は2万6000ドルほどになったが、1969年5月に開催されたSpring Joint Computer Conferenceで発表されるや否や注文が殺到する。

 当時Data Generalの本社はボストン市のハドソン地区の元美容院だった部屋に置かれていたが、さすがにこれでは製造に差しさわりがあると思ってか、ちょうどSpring Joint Computer Conferenceの直前にボストンから西に20マイルほど離れたSouthboroughに拠点を移したばかりだった。

 その新拠点には注文が殺到、初年度だけで200を超えるNOVA 1200を出荷する。その後NOVAシリーズはメモリー搭載量を32KWords(64KB)まで増やすとともに拡張性を高めたNOVA 2、内部構成を見直して高速化(サイクル時間が300nsまで短縮された)したSuperNOVAや、このSuperNOVAのコアメモリーをMOS DRAMに切り替えてさらに高速化したNOVA 3など次々にラインナップを拡充、シリーズ累計で5万台以上を出荷している。

 NOVAシリーズの場合、単体で使われるというよりもOEM先が大型の機器に組み込んで使われるというケースが多く(これはDECのPDP-8/11も同じだった)、こうしたOEM向けには最大40%ものディスカウントを用意したこともあり、1970年台に入ると同社の売上の7割がOEM向けということになった。OEM向けビジネスの場合、価格は厳しいが数量がまとまって出るため、財務的には安定する。





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Microsoft IMEにりんなの女子高生語が降臨

ズバッと解決! Windows 10探偵団
第342回

マイクロソフトのAIチャットボット「りんな」が候補を表示

2017年11月19日 12時00分更新

文● 柳谷智宣 イラスト●てりィS Factory 編集●E島/ASCII

 Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。

 基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。

言語のオプションから「Microsoft IME」の「オプション」をクリックする

監視報告
りんなの女子高生語がMS-IMEの変換候補に表示されるようになった

 Windows 10 Insider Preview ビルド17035から、Windows 10の日本語入力システム「Microsoft IME」に、マイクロソフトのAIチャットボット「りんな」が候補を表示してくれるようになった。「りんな」のコミュニケーション能力が炸裂しているので、ぜひ体感して欲しい。標準ではオフになっているので、まずは有効にする必要がある。


「予測候補プロバイダー」の「りんな候補」にチェック

確認画面で「はい」をクリック

 タスクバーにあるMicrosoft IMEの右クリックメニューから「設定」もしくはコントロールパネルの「言語」から言語のオプションを開く。「オプション」を開き、続けて「詳細設定」を開き、「予測入力」タブをクリック。「予測候補プロバイダー」の「りんな候補」にチェックを入れ、確認画面で「はい」をクリックすればいい。

「さけ」と入力




「ちょっとまってくださいね」と入力していると、次々と候補が変化していく

 これでいろいろなシチュエーションで、りんなの候補が表示されるようになる。「さけ」と入力すると、「叫んでキスとかやだwwww」と表示されるので笑ってしまう。リアルタイムで候補が表示されるので、「ちょっとまってくださいね」と入力していると、「ちょっと、考える!」から「ちょっとマテ茶」から「ちょっと待って・・・今ね、人生について考えてるから・・・」と変化していく。

これでズバッと解決!

 Microsoft IMEの詳細設定から、「予測候補プロバイダー」に「りんな候補」を追加すると利用できるようになる。

 Windows 10探偵団は毎週、月・水・日に更新します。お楽しみに!

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東芝、ASUSへのPC事業売却の報道について 「個別の協議入りの事実」を否定

2017年11月17日 14時20分更新

文● 二子/ASCII編集部

 東芝は16日夜に一部報道機関によって報じられた、PC事業の売却で「ASUSと交渉に入った」という報道について、「パソコン事業の売却に関する方針を固めた事実」および「個別企業と協議入りした事実」の両方を否定するリリースを公開した。

 東芝は社会インフラやエネルギーといった注力事業と位置づける分野にリソースを集中させる方針を進めており、すでにテレビ事業子会社についてはその株式の大半を中国ハイセンスグループに売却することを公表している。

 なお、PC事業の一部報道の否定とともにメモリ事業でも、ウェスタンデジタルとの11月中の和解を目指しているという報道について「現時点で具体的に決定している事実」はない、またメモリ事業子会社の売却先として決定しているベインキャピタルを中心とした企業コンソーシアムから、東芝本体が出資を受ける案を検討中という報道についても「検討中であるといった事実」はないと、ニュアンスは異なるもののいずれも否定している。

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RAZER、ハイパフォーマンス有線マウスやヘッドセットなど4機種発表

2017年11月17日 11時00分更新

文● 天野透/ASCII

 Razerは11月17日、ゲーミング向けマウス/ヘッドセットの2製品4モデルを発表した。いずれも発売日は11月25日。

 ゲーミングマウスは「Atheris」「Basilisk」の2機種。Basiliskは「Razer DeathAdder Elite」や「Lancehead Tournament Edition」といった高性能モデルと同じく「5G True 16,000 DPI オプティカルセンサー」を採用した有線モデル。5000 万クリックに対応するメカニカルマウススイッチを採用するほか、好みやゲームの種類に応じて回転の負荷を調整できるスクロールホイールを搭載する。

 また、ゲームプレーの途中で一時的に解像度を下げられるクラッチパーツが付属。脱着・交換が可能で、手の大きさやマウスを掴むグリップのスタイルに合わせて好みのものを選択できる。クラッチを使用しない場合は、付属のラバーキャップで誤入力・誤爆を防げるとしている。

 ユーティリティソフトウェア「Razer Synapse」は最新版となる3(Beta)に対応、ボタンの割当変更をはじめ、使用表面に合わせたキャリブレーション、Razer Chroma ライティング・エフェクト、プロファイルのハイブリッド(クラウド/オンボード)保存といった機能が使える。価格は9504円。

ハイパフォーマンスな有線マウス「Basilisk」。高精度操作を要求するゲーマー向けに「5G True 16,000 DPI オプティカルセンサー」を搭載

解像度を調節できるクラッチパーツは交換可能。使わない場合はラバーキャップで誤爆を防げる

 Atherisは単三型乾電池2本で最大350時間駆動するワイヤレスモデル。低遅延で信頼性・安定性の高い接続を確保する独自技術「アダプティブ・フリークエンシー・テクノロジー(ATF)」を搭載する。Bluetooth LEにも対応し、レシーバーを不使用の接続も可能。

 トラッキングセンサーは7200dpiのオプティカルで、5つのボタンは「Razer Synapse 3」でのカスタマイズができる。価格は7344円

7200dpiに対応する無線マウス「Atheris」。付属USBレシーバーのほか、Bluetooth LEでの接続も可能

 ヘッドセットは「Kraken 7.1 V2 Oval」と「Thresher TE」の2機種。Kraken 7.1 V2 Ovalは7.1chサラウンドに対応するUSBデジタル接続モデルで、50mmカスタムチューン・ドライバーを採用する。

 ハウジング上のロゴにはバックライトを搭載し、「Razer Chroma」によるエフェクトに対応。フレームは軽量アルミ製一体型で、ヘッドバンドは頭部への重量を均等に分散するデザインとなっている。

 マイクは格納式単一指向性タイプ(ECM)で、先端のトグルボタンによるミュート操作が可能。ミュート中は、マイクの先端が赤く点灯する。価格は1万3824円。

USB接続のデジタルヘッドセット「Kraken 7.1 V2 Oval」は7.1chサラウンドに対応。マイクの先端にはミュート中を知らせるライトを搭載する

 Thresher TEはアナログ接続のステレオモデルで、ドライバーは50mm径。イヤーパッドには形状記憶フォームを採用したほか、メガネの使用にも考慮したデザインになっているという。

 マイクは自由なポジショニングが可能な収納式で、マイク素子は単一指向性のものを採用。ケーブルにはインラインリモコンを搭載し、手元でのボリュームの調整およびマイクミュートのオン・オフ操作ができる。価格は1万4904円

アナログヘッドセット「Thresher TE」はケーブル部にボリュームを搭載。マシンや設定に手を伸ばさずに音量調節できる

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サンワサプライ、サーバーやUPS、医療機器などの抜け防止ロック機能付き電源コード

引っかけた程度で簡単に抜けては困る機材用に

2017年11月14日 17時30分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

 サンワサプライは11月14日、サーバーやUPSなどに向けた抜け防止電源コードを発売した。

 サーバーやUPSなどの機器に対応したC20、C19コネクターに対応した「APW15-C20C19LK02」(コード長2m)、「APW15-C20C19LK03」(3m)、「APW15-C20C19LK05」(5m)、C13コネクター「APW7-515C13LK02」(2m)の4製品がラインアップ。

 ボタンを引きながら挿し込むことで内部のアースピンをロックする構造。価格はC20、C19コネクター用が9180円~1万2420円、 C13用が4860円。

Acer、幅10cmのスリムデスクトップPC「Aspire X」シリーズ

CPUが選べる4モデル、4万円台からのラインアップ

2017年11月14日 15時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

 日本エイサーは11月14日、横幅10cmのコンパクトなスリムデスクトップPC「Aspire X」の新モデルを発表した。CPU別に4機種がラインアップし、11月16日に発売する。

 「XC-780-F78G」、「XC-780-F54F」、「XC-780-F34F」、「XC-730-F14F」の4機種はそれぞれCPUにCore i7-7700/Core i5-7400/Core i3-7100/Celeron J3355を搭載する。メモリーは4GBまたは8GB、ストレージは1TBまたは2TB。標準でWi-Fi(IEEE 802.11ac)を内蔵し、映像出力はHDMI×1、アナログRGB出力×1を装備。

 本体サイズはおよそ幅100×奥行き420×高さ294mm。購入日より1年間の「データ復旧安心サービス」が付属する。価格は4万6000円前後~10万8000円前後。