格安SIMで通話も安い 通話オプションを使いこなすには?(日経トレンディネット)

格安SIMのサービスは、近年、どんどん多様化している。今、格安SIMを使用している人も、契約内容を変更したり乗り換えたりすることで、よりお得になる可能性がある。この特集の初回は、近年の格安SIMで変わったサービスのポイントを整理。今回は、「通話」に注目して、今検討すべきサービスを解説する。

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・格安SIMから格安SIMに乗り換えで、もっと安くなる

・見直しお薦めタイプ(1)家族で使う格安SIM 枚数・容量が増えて使いやすい

 少し前まで、「格安SIM」は通話料金が高くなりがちだった。というのも、大手携帯電話会社では、何分話しても通話料金が無料の通話定額プランが標準的。これに対して「格安SIM」の通話料金は30秒当たり20円掛かる従量制のものが多く、電話を掛ければ掛けるほど料金も増えたからだ。 

 格安SIMでオーソドックスな「月3GBまで、月額1600円」といった料金プランで試算してみると、1カ月に1時間12分(1日当たり約2分半)を超えて電話を掛けた場合、auの通話定額プランである「auピタットプラン(カケホ)」の最低料金(月1GBまで、月額4480円。auスマートバリューなどの割引は考慮していない)を上回る。コストの安さがメリットであるはずの格安SIMも、通話料金では割高になることがあるのだ。このため、電話を掛けるのを控えたり、格安SIMに乗り換えたくても諦めたりする人もいた。

 ところが最近は、状況が大きく変わりつつある。格安SIMでも通話料金を割り引くオプションや通話定額オプションを提供するケースが増えているからだ。 そこで、格安SIMを使っているものの、通話料金の高さに困っている人、格安SIMでは通話料金が高くなるのではと不安な人に向けて、今お薦めの格安SIMを紹介したい。

一般的になった通話料割引サービス

 格安SIMを提供する通信会社(MVNO)が通話料金を抑えるために提供しているオプションサービスは4つのタイプに分けられる。

●●最初の数分間が無料になる通話割引オプション

 最初の数分間の通話を無料にするオプションで、通話回数は多いが、1回の通話時間が短めという人に適している。無料の対象時間や月額料金はMVNOによって異なるが、5分~10分間まで無料で、月額850円前後というのが相場だ。

 このオプションを有効にするには、発信する相手の電話番号にMVNOごとの番号を付け足す場合が多い。付け忘れを防ぐため、専用アプリを用意しているMVNOが多い。

●●月ごとに無料通話が付く通話割引オプション

 毎月、一定時間までの通話料金が無料になる。毎月の通話時間が60分以内で済む人や、通話回数は少ないがたまに長電話をする、という人に向いている。長電話をしても、合計通話時間が無料通話分に収まってさえいれば、オプション料金以上のコストは掛からない。オプション料金は安い場合で月額650円(毎月60分まで無料、BIGLOBEモバイル)。

●●すべての通話が無料になる通話割引オプション

 時間を限定せずに、すべての国内通話が無料になる(ただし、ナビダイヤルや110番などには発信できない)。執筆時点で提供しているMVNOは「楽天モバイル」(楽天)のみ。

 長電話の回数が多かったり、毎月の合計通話時間が1時間を超えたりする人にお薦め。1時間分の通話料金に相当するオプション料金2380円を支払うだけで定額になるので、コストメリットが高い。

●●通話料が半額になるサービス

 電話番号の先頭に特定の番号を付け足して発信するだけで、通話料が半額(30秒当たり10円)になるサービス。他の通話割引オプションとセットで契約するケースもある。オプション料金がかからないので、通話をほとんどしないという人も利点がある。

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元SMAPの番組が大成功 AbemaTVとはどんなメディアか(日経トレンディネット)

ジャニーズ事務所退所以来、テレビでの活動が少なくなっていた元SMAPの3人が、72時間にもわたるライブ配信した「稲垣・草彅・香取3人でインターネットはじめます『72時間ホンネテレビ』」。配信元となったサイバーエージェントのインターネットテレビ局「AbemaTV」も注目された。AbemaTVとはどんなメディアなのか。以前から見ているITライターの青木恵美がAbemaTVの魅力を語る。

【関連画像】筆者が居間のテレビに接続している「Fire TV(第一世代)」。AbemaTVやプライム・ビデオ、DAZNなどをテレビで楽しんでいる。ハイビジョン時代の今どき、Wi-Fi接続よりも有線LAN接続が、音も映像も安定する

 11月2~5日、インターネットテレビ局「AbemaTV」で、ジャニーズ事務所を退所した元SMAPの稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が72時間のライブ配信「稲垣・草彅・香取3人でインターネットはじめます『72時間ホンネテレビ』」を行った。AbemaTVでの映像配信に並行して、3人がSNSを学びつつ、随時情報発信を行い、キーワードのトレンド入りを目指す、というメディアミックスな企画で、配信前後には各所でニュースにもなったので、記憶している人も多いだろう。3人の情報を発信するウェブサイト「新しい地図」で公開された情報によると、総視聴数はAbemaTV過去最高の7400万超、Twitterトレンド入り総数は 総計107個(うち世界トレンド6個)、番組関連のワードツイート総数は508万超に達したという。

 今回の件で、AbemaTVを初めて見た人、初めて知った人も多かったはずだ。AbemaTVとはどのようなメディアなのか。

●地上波などよりゆるく見られるのが魅力

 AbemaTVは、スマートフォンやタブレット端末のアプリや、パソコンのウェブブラウザーで視聴する無料の映像配信サービスだ。YouTubeやNetflixなどのようにオンデマンドではなく、テレビ放送のように時間単位で映像を配信するサービスだ。なお、AbemaTVには、見逃した番組やタイムシフト放送を見られるオンデマンドサービス「Abemaビデオ」も併設されている。

 筆者の家では、いまや地上波やBS、CSなどのテレビ放送よりも「AbemaTV」を観ている時間のほうが長い。見始めた当初は、筆者と夫、それぞれがパソコンやスマートフォン、タブレット端末を使い、それぞれの見たい番組を見ていたが、今は、テレビにアマゾンの「FireTV」を接続して見るようになった。パソコンやスマホの画面は小さくて見ていると疲れるし、テレビのほうが食事や家族の団らん中にも見やすいからだ。そういえば、72時間ホンネテレビの際にも、「AbemaTVをテレビで見よう」というFireTVのCMが流れていた。

 最近では、格安SIMの「LinksMate」がAbemaTVの視聴時間が毎月の通信容量にカウントされない「カウントフリーオプション」も設けている。筆者はLinksMateを利用しているので、外出先でも気軽にAbemaTVが楽しめる。

 地上波などのテレビ放送よりもAbemaTVを見るようになったのは、適度にゆるく、疲れないというのがある。テレビ放送は、コマーシャル(CM)も番組も、おしなべて音や映像のアピールが激しい。特に気になるのは、時折入る「デデン」とか「ピンポーン」といった効果音と、CMを見てもらうために、番組の内容をCM前後にまたがせる「CMまたぎ」。こうした要素がAbemaTVには少ない。

 また、AbemaTVはテレビ放送に比べて、チャンネルの自由度や多様性があるのも面白い。AbemaTVでは、テレビ放送と違い、配信側の自由でいくつでもチャンネルが増やせる。現在20余りのチャンネルがあり、アニメやドラマ、スポーツや将棋・麻雀などが放送されている。スポーツの生中継などで突然チャンネルが増えたりもする。筆者は、DJたちが毎晩、生でプレイを行う「AbemaMix」を流したり、テレビでは難しそうなきわどい話題に言及するトーク番組やちょっとオトナなオリジナル番組、週末などに行うアニメやドラマの「一挙放送」を楽しみに見たりしている。ニュースチャンネルでは、24時間ニュースが放送されているのも、好きな時間にニュースをチェックできて便利だ。

 番組にコメントを付ける機能があるのも特徴的だ。生中継の番組では、出演者がコメントにリアルタイムで返事をくれたり、リクエストに応じてくれたりと双方向に交流があったりもする。従来のテレビ放送を見慣れているととても新鮮で、自由に感じる。

 だからこそ、今回の「72時間ホンネテレビ」も配信が決定して以来、楽しみにしていた。

SSD搭載Let’snoteが2万4800円、AirPodsは1000円引き!(日経トレンディネット)

【編集部より】記事中の価格は、基本的に消費税8%を除いた税別の金額を記載しています。しかし、秋葉原では8%の税込み価格のみ掲示している販売店が多数を占めることを考慮し、『週末が狙い目』では例外的に消費税8%を含む税込み価格で表記します。税別価格のみ掲示している商品は、金額のあとに(税別)の表記を入れています。ご了承ください。

【関連画像】今週は人気メーカーのワイヤレスイヤホン&ヘッドホンの中古品が安かった。発売からあまり時間が経っていないモデルが多く、中古品とはいえ程度が良好な商品も多い

 飛び石連休となった今週末は、中古ノートPCやイヤホン&ヘッドホン関連のお買い得品が充実していた。

 PCコンフル秋葉原店では土日セールの目玉として、パナソニックのモバイルノートPC「Let’snote CF-SX2ADJTS」を2万4800円(中古品)で売り出す。第3世代のCore i5-3340M(2.6GHz)や光学ドライブを1.2kgの軽量ボディーに搭載したモバイルノートの定番モデル。特筆したいのが、ハードディスクの代わりに高速な128GB SSDを搭載していること。パームレストには指紋認証ユニットも搭載しており、価格の割に充実した内容だ。

 320GBのハードディスクを搭載した下位モデル「CF-SX2JDHYS」は2万2800円(中古品)から用意する。キーボードに変色が生じた状態の悪い在庫は1万7800円(中古品)とさらに安い。多少の見た目が悪くとも、1万円台でLet’snote SX2を入手できるなら悪くないだろう。「週末が狙い目」の読者は800円引きで購入できる店頭限定の特典も付くので、アキバに足を運んだらぜひチェックしたい。

 中古ヘッドホンや中古イヤホンのセール品も注目だ。じゃんぱら 新宿2号店では、アップルの「AirPods MMEF2J/A」の中古品が1万4800~1万5800円と安かった。発売から長らく品薄が続いていたが、ようやく中古市場にも出回るようになった。今回、表示価格から1000円引きの特典も用意され、買い得感は高い。iPhone 8やiPhone Xに乗り換えてBluetoothイヤホンの購入を検討している人にお薦めだ。

 ソフマップ AKIBA3号店MacCollectionでは、ビーツのネックバンド型ワイヤレスイヤホン「Beats X」の中古品が税別7480円と買い得だった。アップル製のチップを搭載しており、iPhoneならば手間なくBluetooth接続できるなど、こちらもiPhoneユーザーに薦められる。ほかには、ボーズのノイズキャンセリング搭載ワイヤレスヘッドホン「QuietComfort 35」(税別2万2980円、中古品)やノイズキャンセリング搭載イヤホン「QuietControl 30」(税別2万1980円、中古品)、オンキヨーのハイレゾ対応イヤホン「E700MB」(税別3980円、中古品)が安かった。

 ミラーレス一眼の特価品も発見した。ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでは、ニコンの「Nikon 1 J5 ダブルレンズキット」を5万1140円(新品、10%ポイント還元)で販売中だった。ミラーレス一眼のなかでも小型軽量を特徴とするモデルながら、高速オートフォーカスや高速連写、4K動画撮影に対応する実力派だ。標準ズームレンズに加えて単焦点レンズが付属しており、ボケを生かした撮影が楽しめるのが魅力。ポイント還元を考慮すれば4万円台で入手できるので、年末年始に向けて購入を検討してみるのもよい。

(文・写真/白石 ひろあき)

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スマートスピーカー「Google Home」最大の弱点は? 自腹で1カ月使ってみた(日経トレンディネット)

 いまテクノロジー業界で最も注目を浴びているのはスマートスピーカー(音声対話型スピーカー)。日本でもLINE「Clova WAVE」が8月にテスト販売、10月5日に正式販売を開始。グーグルからも「Google Home(グーグルホーム)」が10月6日に発売された。アマゾンからも「Amazon Echo」が11月13日の週から招待制で販売がスタート。アップルも2018年初旬から米国、英国、オーストラリアで「HomePod」を発売する予定。まさにスマートスピーカー百花繚乱という状況だ。

【関連画像】Google Homeはハンズフリーでちょっとした調べ物ができるのが便利

 さて、筆者はGoogle Home(1万5120円)を発売日に購入しており、すでに1カ月が経過した。今回はGoogle Homeのレビューをお届けしよう。

●Google Homeを購入したワケ

 そもそも私がGoogle Homeを購入したのは音声対話機能に大きな可能性を感じていたからだ。パソコンにしても、スマホにしても「手で操作しなければならない」というのは大きな縛りだ。食事、着替え、掃除など手がふさがっている状態で、ながら作業をしたいことはよくある。ハンズフリーでちょっとした調べ物ができるのは重宝すると考えたのだ。

 実際、パソコンで原稿を書いているときも、事実確認したり、ちょっとした計算をするなどGoogle Homeは役立っている。タイピングしながらほかの作業を指示できるのは便利だ。

 グーグル初のスマートスピーカーとしてはGoogle Homeはよくできている。「OK Google」または「ねえGoogle」を合言葉にしてGoogle Homeは起動するが、テレビの前に置いていてもほとんど誤作動しない。「OK Google」を連呼するGoogle Home自身のCMに反応しても、コマンドが実行されることは1カ月使ってきて一度もなかった。

 Google Homeが現在できることは、調べ物をする、音楽をかける、アラームをセット、天気予報、近くの場所を探す(例:「一番近い花屋は?」)、翻訳、タイマーをセット、個人の情報を探す(例:「次のミーティングはいつ?」)、楽しいこと(例:「犬の鳴き声を教えて」)、ゲームで遊ぶ、アシスタントのことを知る、金融情報、換算する、計算、単語を調べる……と多岐にわたる。

 最初からこれだけ多くの機能を実装できたのは、グーグルが検索エンジンを主力事業としていること、そしてスマートフォン用にすでに音声アシスタント「Googleアシスタント」を手掛けていたからだろう。

 ただし、使っていてもどかしいこともある。「<作者名>の作品を教えて」で作品リストを読み上げてくれたかと思えば、「めんつゆのレシピを教えて」では「すみません。お役に立てそうにありません」とそっけなく返してくる。

 Google Homeが答えてくれる音声コマンドを探すのは、ある意味ちょっとゲーム的で楽しいが、「スマートスピーカー&ホームアシスタント」を名乗るのなら、曖昧な問いかけでも柔軟に対応してほしいし、もっとネット上から情報を引っ張ってきてほしい。丁重な謝罪メッセージが続くと、まるでGoogle Homeにお伺いを立てているような気分になってしまう。

国内でも女子中高生に人気 毎月1億人が利用する「謎の写真SNS」とは?(日経トレンディネット)

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループで写真関連事業を展開するCCCフォトライフラボ(東京都新宿区)が、スマートフォン向けアプリ「PicsArt」を開発する米ピクスアートへの出資を検討していることがわかった。ピクスアートCBO(最高事業責任者)のウィルソン・クリーゲル氏が日本事業の本格展開に向けて、CCCフォトライフラボからの出資の受け入れを検討していることを本誌に明らかにした。PicsArtは国内ではほとんど知られていないが、実はグローバルで月間1億人超が利用する大規模な写真投稿型のSNSだ。

【関連画像】「PicsArt」は1つの写真がさまざまな利用者に二次加工される「リミックス」が特徴だ

 CCCフォトライフラボは、2017年1月にCCCの子会社として設立された。ネット写真販売事業のフォトクリエイト(東京都新宿区)を中核事業とする持株会社で、CCCグループの写真事業の統括会社という位置付けとなる。

 同社はデジタル事業を強化するために、この1年間で相次いでベンチャー企業に出資をしている。7月に子会社化したコトコト(東京都新宿区)は、子供の動画を高画質のDVDにできるスマホアプリ「filme(フィルミー)」を展開している。さらに11月にはUXENT(アクセント、東京都千代田区)の一部株式を取得してグループ化した。同社は、お祝いのメッセージや動画をQRコード付きメッセージカードでプレゼントできるサービス「moovin」を展開する。こうした写真を軸としたデジタル戦略の一環として、ピクスアートへの出資を検討しているようだ。

 出資の対象となるピクスアートは、「アプリがグローバルで毎月2000万件ダウンロードされる」(クリーゲル氏)急成長中の企業。同社の提供するPicsArtはサービスとして2つの側面を持つ。1つ目は画像加工アプリとしての側面だ。スマホで撮影した写真をボタン1つで絵画調にしたり、美肌補正を加えたりといった多彩な画像編集機能を使って、誰でも簡単に写真や動画を加工できる。

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家族で使う格安SIMはどれがいい? シェアプランは枚数・容量が増加中(日経トレンディネット)

格安SIMは単純な価格競争から脱却して、サービスが多様化している。既に格安SIMを使っている人も、利用するサービスを見直すと、よりお得に使える可能性がある。この特集では、今、特に見直しをお薦めするタイプを順に紹介していく。

【関連画像】「繰り越した容量だけシェア」するイメージ

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・格安SIMから格安SIMに乗り換えで、もっと安くなる

 最近の「格安SIM」サービスの変化のひとつが、1件の契約で複数のSIMカードを発行し、通信容量を分け合って使う、いわゆる「シェアプラン」のパターンが増えたことだ。

 かつてのシェアプランは「月10GBまで、最大3枚まで」が主流。枚数や容量が足りない場合には、他のプランと組み合わせるなどの工夫が必要だった。ところが最近では、シェアプランの容量と、1契約で追加できるSIMカードの枚数が増えて、家族で分け合いたいという人にも使いやすくなっている。

 そこで今回は主に、家族でシェアする場合にお勧めのシェアプランの最新事情を解説。お薦めの格安SIMを紹介しよう。

ここ数年でシェアプランが多様化!

 最近のシェアプランの多様化には3パターンの特徴がある。

●(1)シェアプランの大容量化・SIMの枚数増加

 2016年頃から、シェアプランで契約できる通信容量が増えている。例えば、「IIJmioモバイルサービス」(IIJ)では、シェアプランでも月10GBの通信容量しか選べなかったが、最大で月60GBまで増やせるようになった。

 また、1つの契約で発行できるSIMカードの枚数も、以前に比べて多くなった。これまでは1契約につき最大3枚までが一般的だったが、最近では合計5枚まで追加できるところが多い。IIJmioでは最大10枚(このうち音声付きSIMは最大5枚)まで発行できる。以前に比べて、家族全員を1つの契約にまとめやすくなっている。

●(2)余った通信容量だけシェアするオプションが追加に

 シェアプランでは、当月の通信容量を複数のSIMでシェアするケースが多い。ただ、中にはSIMごとに異なるプランを契約して「繰り越した容量だけシェアする」といったオプションも登場している。

 例として、「毎月合計20GB必要な4人家族」をモデルケースに説明しよう。従来からある「当月の通信容量をシェアする」方法では、1つの契約で月20GB使える料金プランを契約し、4枚のSIMカードを発行して4人で分け合うことになる。シェアできる総量がはっきり分かるのはいいが、誰かが通信容量を極端に使いすぎてしまった場合、残りのメンバーにしわ寄せがくる。

 また、他社から番号を変えずに乗り換える「携帯電話・PHS番号ポータビリティー」(MNP)制度を利用して、家族全員の電話番号をシェアプランでも引き継ぐ場合にも違いがある。

 当月の容量をシェアするプランでは、複数のSIMカードを1人の名義で使うことになるため、シェアプランへの乗り換えに先立ち、家族の全回線の名義を誰か1人に統一しておかないと、MNPで乗り換えることができない。携帯番号をそのまま生かすために、名義を統一する手間がかかるのだ。

 一方、「繰り越した容量だけシェアする」方法では、1人1人が個別に料金プランを選び、繰り越した容量だけを4人でシェアできる。例えば、4人とも月5GBのプラン(合計20GB)を契約して、そのうち3人が3GBずつ(合計9GB)余らせたとすれば、翌月にはこの9GBをシェアできる。この場合、各プランの当月の容量はその人しか使えないので、誰かが使いすぎても全員の容量が足りなくなることはない。

 また、先に触れたように、当月分をシェアする方法のプランに乗り換えるには、契約者の名義を誰か1人にまとめなければならなかった。

 だが、繰り越した容量だけシェアする方法は、契約者の名義が回線ごとに異なっていても利用できる。一般的なシェアプランのように1契約にする必要がないので、名義を統一することなくMNP制度を使って乗り換えられることになる。手軽に乗り換えられるのがメリットだ。

●(3)不要な容量を“あげる”オプションも登場

 同じ格安SIMのユーザー同士なら誰にでも容量をプレゼントできるサービスもある。事前契約は不要で、好きなタイミングで相手に通信容量をプレゼントできるのが特徴だ。

 このオプションは「半分は自由に使いたいが、残りの半分は家族みんなで使ってもいい」といったように、一部の容量だけをシェアしたい家族にも向いている。ただし、容量を自動的にシェアすることはできず、毎回自分で手続きをしなければならない。

イヤホンは5000円前後が売れ筋、音質は高級品に迫る(日経トレンディネット)

 今回は、e☆イヤホン秋葉原店にイヤホンの売れ筋を取材した。同店スタッフの波多江紀樹氏によると、最近の新製品を俯瞰すると5000円前後のモデルが目立っているという。「入門クラスの価格帯でありながら、リケーブルモデルやBA(バランスドアーマチュア)型ドライバーを搭載したモデル、ハイレゾ対応モデルなどが複数出てきています。クオリティーが高くて、少し前の1万円超の製品に匹敵する水準だと感じるものも少なくありません」とのこと。

【関連画像】2位は、アンティームの「碧(SORA)」。5000円前後の価格帯ながら、1万円台のモデルと比較検討して購入する人も多いモデルだという

 売れ筋ランキングも、その傾向を顕著に示している。

 1位こそ、およそ1000円の格安モデル「HSE-A1000」だったが、2位以下には5000円級の中堅モデルがずらりと並んでいた。いずれも音質に強みを持つモデルで、安さだけではない魅力を備えているのが分かる。それは、最エントリークラスのHSE-A1000にしても同じだ。それぞれのモデルが売れている理由は次のページから追っていきたい。

※掲載している価格は2017年11月16日14:00時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見ていただきたい。

PB的なお得感のある「HSE-A1000」、ハイレゾ対応で艶のある「碧」

 1位は、ALPEXの「HSE-A1000」。税込み1060円で買える手軽さと13色のバリエーションから、他のイヤホンのついでや、複数色をまとめてといった買われ方も多いという。ただし、ただのエントリーとしての人気に止まらない要素もある。

「中音域が聞きやすいようにチューニングされていて、ポップスでボーカルが聴きやすいと評判になっています。エントリー帯ながらアルミのハウジングを使っているので、低音域もボワッとせずに締まりのある響き方をするのもポイントですね」

 チューニングには同店のスタッフが参加しており、いわばプライベートブランド(PB)的な要素もあるそうだ。

 2位は、アンティームの「碧(SORA)」。5000円前後の価格帯ながら、1万円台のモデルと比較検討して購入する人も多いモデルだという。

「ハウジングは、金属のなかでも独特の響き方をする真ちゅうを採用して、艶のあるきれいな音が出るんですよ。セラミック製のツイーターとダイナミックウーハーの組み合わせも評価が高いですね。この価格帯ながらハイレゾ対応で、低音から高音までバランスよく聴けるということで安定した売れ方をしています」

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アンプ持参で試聴できる“25万円ヘッドホン”(日経トレンディネット)

 代官山 蔦屋書店の音楽フロアに“25万円ヘッドホン”が登場した。11月10日発売の「ATH-ADX5000」(オーディオ・テクニカ)だ。同社の技術の粋を結集した、オープンエアー(開放)タイプの最上級モデルだという。

【関連画像】「ATH-ADX5000」(オーディオ・テクニカ)

「最近のオーディオ・テクニカといえば若者向けの手ごろで重低音が強いモデルのイメージもあるが、このヘッドホンは中高音域がキレイに出るのが特徴。特にジャズや女性ヴォーカルモノに向いている」(同店コンシェルジュの石場輝久氏)。

 面白いのは、お気に入りのアンプやCDを自宅から持ち込んで試聴できる点。自宅のオーディオ環境に近い状況で聴いてほしいからだという。

 試聴できるのは全国で47カ所。同店以外はオーディオ機器専門店や家電量販店が中心だ。「メーカーはオーディオ好きが集まる店舗に限定して試聴機を置いている。代官山 蔦屋書店のお客様はこだわりの趣味をもち、『良いものなら高くてもいい』という考えの人が多い」(石場氏)。

 例えば、歌詞が浮かび上がる「リリック・スピーカー」(30万円)は二子玉川の蔦屋家電でも扱っているが、圧倒的に販売数が多いのは代官山だという。夜中にふらっと来た客が100万円のミニカーを買っていく同店ならではの売り場展開といえるだろう。

(文/吉田理栄子)

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ソニー「完全無線イヤホン」の長所と弱点 ノイズキャンセリングはいいが……(日経トレンディネット)

 2016年頃からラインナップが増え始めた完全ワイヤレスイヤホン。さまざまなメーカーから魅力的な製品が登場するなか、大本命のひとつであるソニーの「WF-1000X」(2万4880円)が2017年10月7日に発売された。ソニー好きの筆者としては待ちに待ったモデルで、発表と同時に予約して発売日に手に入れたのは言うまでもない。

【関連画像】付属のトリプルコンフォートイヤーピース(下段)は、ハイブリッドイヤーロングピース(上段)よりも柔らかで遮音性が高いのが特徴。遮音性や快適な装着感を望むのであればこちらを選ぶと良いだろう

 ソニー初という点もさることながら、ノイズキャンセリング機能に対応するなど、多機能な点も注目されているこの製品。発売当初は品薄状態になったほどの人気だが、果たしてその完成度はいかばかりか。1カ月ほど使い込んで、その使い勝手と弱点を探ってみた。

●自腹購入の決め手は?

 WF-1000Xについて語る前に、まずは筆者の音楽環境などを簡単に紹介しておこう。

 現在使っている携帯音楽プレーヤーは、ハイレゾ対応のAstell&Kern「AK100II」、スマホはソニーモバイルコミュニケーションズ「Xperia X Compact」。また、動画の視聴には携帯ゲーム機「PS Vita」やタブレット端末「Xperia Z4 Tablet」を利用している。

 あとは、有線イヤホンとしてAKG「N40」、ワイヤレスイヤホンとしてソニーモバイルコミュニケーションズ「SBH50」、ワイヤレスヘッドホンとしてBowers & Wilkins「P7 Wireless」を、状況に応じて組み合わせている。

 音楽を聴いたり動画を見るのは移動中がほとんどで、平日の通勤では往復で合計2時間ぐらい電車に乗っている。ハイレゾ音源も持っているので音質も気になるが、移動中は利便性の高さからBluetoothイヤホンやヘッドホンを利用するケースがほとんど。以前は有線イヤホンやヘッドホンを利用していたが、Bluetoothでケーブルのストレスから解放されるとなかなか有線には戻れないというのが現状だ。

 そういった状況もあって、近年増えてきた完全ワイヤレスイヤホンには以前からかなり興味があった。そんななか、いよいよソニーから登場するということで、SBH50の代わりとしてWF-1000Xを購入したというわけだ。

 WF-1000Xを選んだ理由は、何よりも完全ワイヤレスイヤホンだからこその「ケーブルレスによる使い勝手の良さ」にあるわけだが、これにプラスしてポイントとなったのは「ノイズキャンセリング機能の搭載」にある。先ほど述べたように電車内での利用が多いため、ノイズを減らした視聴環境が得られるのは魅力的なのだ。

ソニーの電子ペーパーに新聞配信、英字新聞が初の実験(日経トレンディネット)

 日刊英字新聞「The Japan Times」を発行するジャパンタイムズ(東京都港区)が、ソニーの電子ペーパー製品へ向けた新聞配信の実証実験を始めることが明らかになった。The Japan Timesの読者から実験の参加者を募り、電子ペーパーを無償で貸し出す。ソニーの電子ペーパー向けの新聞紙面の配信は初の試みとなる。

 実証実験では、ソニービジネスソリューションの「DPT-RP1」向けに配信する。同製品はA4サイズで重さ349g、厚さ5.9mmと持ち歩きやすく、液晶ディスプレーのようにバックライトがないため長時間使っても目が疲れにくいという特長がある。ソニーもジャパンタイムズも、新聞配信サービスを有力活用例と期待しており実験が決まった。

 参加者の募集人数は、The Japan Times読者から20人を予定する。毎朝、新聞紙面をPDF形式で配信し、紙面レイアウトを電子配信して閲覧が促進されるかを検証し、端末の使い勝手などをソニーへフィードバックする。DPT-RP1(オープン価格、ソニーストア価格は7万9800円+消費税)は実験期間は無償で貸与する。実施期間は2018年1月から1カ月程度となる。

 ジャパンタイムズは1897年に創立された英字新聞の発行会社。2017年6月に、ネットPRサービスなどを手がけるニューズ・ツー・ユー ホールディングス(東京都千代田区)が買収している。ニューズ・ツー・ユーは自社のデジタルメディア運営のノウハウと融合させて、The Japan Timesのデジタルデバイス対応を推進する方針を掲げている。本実験もその一環。

 The Japan Timesの読者は、海外企業の日本駐在者や大使館員などで、日本の情報を英語で得たい人々が中心。発行部数は約4万部、オンライン版の購読者数は数千人の規模。

 今後、海外からの来訪者が多いホテルなどの企業や、英語教育を進めたい学校などと連携して宿泊客や学生を対象とした電子紙面の配信実験も検討している。

(文/杉本 昭彦=M5メディア開発長)

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