Marshall 最上位モデルのBluetoothヘッドフォン

2017年11月24日 16時00分更新

文● てんこもり

 Marshallは11月24日、最上位モデルのBluetoothヘッドフォン「MONITOR Bluetooth」(BLACK)を発表した。11月30日に全国の量販売・専門店で発売する。価格は2万6784円。

 密閉ダイナミック型で40mmドライバーを搭載したヘッドフォン。コーデックはaptXを採用。高いビットレートでの音楽再生はもちろん、動画視聴時のタイムラグを最小限に抑えられる。 

 ワイヤレス接続時はボタン1つで再生・停止・曲送り/曲戻し・音量の調節などの操作が可能。着脱式の3.5mmカールコードにも、再生/停止ができるクリック式のリモコンを搭載する。さらにワイヤレスで再生中、もう一台の本製品ケーブルで接続すると、音源を共有することもできる。

 インピーダンスは32Ωで、再生周波数は10~20kHz。連続再生可能時間は30時間。

コンパクトに折りたたむことも可能

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USB DAC機能を持ち高音質、2万円台から買えるハイレゾウォークマンは注目だ

ASCII 冬のベストセレクション 2017
第1回

AV担当ハシモトがオススメ

2017年11月22日 19時00分更新

文● ハシモト/ASCII編集部

イメージ

 この冬、編集部が注目しているデジタル製品。私がおススメするのはソニーのハイレゾウォークマン「NW-A40」シリーズだ。メモリー容量が16GBのモデルの実売価格は2万3000円前後と国内大手ブランドの製品としては、リーズナブルになっている。

 192kHz/32bitまでのWAVやAIFF、384kHz/24bitまでのFLACに加え、DSD(11.2MHzまで、PCM変換)やAPE、MQAといったファイルの再生も可能。

 ちなみに、APEは音楽ソフト「Monkey’s Audio」の可逆圧縮フォーマットで、MQAは高音質・低容量が特徴のハイレゾフォーマットだ。

 MP3などの非ハイレゾ音源についても、アップコンバートでハイレゾクオリティーで再生する「DSEE HX」を搭載しており、ハイレゾ音楽プレーヤーとしては十分な仕様だろう。

ソニーのオーディオ技術の積み重ねが凝縮

 心臓部には同社独自のフルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載。S-Master HXが登場したのは2013年。そこから名称こそ変わっていないが、年々改良が加えられて音質は大幅に進化。着実に技術が積み上げられている。

 アンプだけでなく、周辺回路や基板、シャシー、はんだ、ビスに至るまで同社に蓄積された音質技術を凝縮している。

本体正面は全面ディスプレー。タッチパネルとなっている
本体正面は全面ディスプレー。タッチパネルとなっている

側面には再生操作ボタンを搭載。ポケットなどに入れたまま画面を見ないで操作できる
側面には再生操作ボタンを搭載。ポケットなどに入れたまま画面を見ないで操作できる

反対側の側面にはmicroSDカードスロットを搭載。本体メモリーが足りなくなったら増設が可能だ
反対側の側面にはmicroSDカードスロットを搭載。本体メモリーが足りなくなったら増設が可能だ

 たとえば、従来機ではmicroSDカードスロットを避けるために基板の回路経路を迂回させていたが、A40では最短距離でつなぐためにスロットの下を回路が通るように改良。定位感の向上やボーカルの歪みを改善している。

本体背面。NFCに対応しておりBluetoothペアリングも楽チン 本体背面。NFCに対応しておりBluetoothペアリングも楽チン

 Bluetoothも利用でき、コーデックとして同社の「LDAC」に加えて「aptX HD」にも対応。どちらも高音質コーデックであり、ワイヤレスでも音質にこだわりたいユーザーはBluetoothヘッドフォンの選択肢が広がる。

 なお、NW-A40シリーズには(有線)イヤフォン付属モデルが用意されている。この付属イヤフォンを使うことでデジタルノイズキャンセリング機能も利用できる。

 機能としては語学学習用のモードやFMラジオの利用が可能。ラジオはFM補完放送に対応しており、難受信地域ではAMラジオも聞くことができる。

USB DACとしても使える!

 個人的に大いに惹かれるのがUSB DAC機能だ。

 ウォークマンをPCのUSB端子に接続すると、PCのオーディオデバイスとして機能。ハイレゾ対応のUSB DACとして使用できる。つまり、PCの音源もウォークマン音質で聴くことができるのだ。

WMポートに付属USBケーブルを差して、PCなどと接続する

 スピーカーを接続することもできるが、さすがにウォークマンはヘッドフォン接続を前提としているため、ヘッドフォンアンプとして使うのがベターだろう。

 どちらにせよ、従来のウォークマンにはなかった機能であり、音楽好きのユーザーは家でも外でも職場でもウォークマンが手放せなくなる。

2万円台で買えるのはお買い得だが
重要なのは音の好み

 2万円台で買えるハイレゾ音楽プレーヤーは決して最安レベルではない。しかし、音質と機能と価格のバランスはかなりいいと思う。

 音質についてはハイレゾらしい精細感がありつつ、すっきりとした雑味のない音だと思うが、こればかりは人によって好き嫌いが分かれると思う。

 興味があれば、ぜひ店頭などに足を運んで実際に音を確認してみてほしい。

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約5万円の実力派イヤフォン「Michelle」が11月24日発売

AK CD-RIPPER MKIIも同時発売

2017年11月19日 06時00分更新

文● 小林 編集●ASCII

 アユートは11月17日、Michelle Limitedの予約受付を開始した。

 Michelle Limitedは9月20日に発表済み。Astell&KernとJerry Harvey Audioのコラボモデルで、バランスド・アーマチュア型ドライバーを3基内蔵。既報の通り、昨年秋から販売中の「Michelle」のシェル(筐体)のみをリシェイプしたもの。数量限定モデルだが、3Dプリンターでの製造を金型生産に変えたことで、アキハバラ e市場の直販価格で4万9980円と、発売時比較で約1万6000円とかなり安価になっている。

AK70 MKIIと組み合わせた写真

 Astell&Kern「AK70 MKII」と同時発表した「AK CD-RIPPER MKII」の発売日も11月24日に決定した。AKシリーズと組み合わせることで、PCレスでCDから音源を取り込める周辺機器。制振性を高めるなどして、より安定したリッピングができるという。アキハバラ e市場の直販価格は5万4980円。

 取り込み時の形式はWAVもしくはFLACで、リッピング速度は3段階から選べる。対応機種はA&ultima SP1000、KANN、AK70 MKII、AK70、AK380、AK240など。USB Type-CからMicro-USB(Micro-B)へのOTG変換ケーブルと、両端Micro BのOTGケーブルが付属する。

 なお、USB Type-CとMicro-USB(Micro-B)端子のOTGケーブルは「Astell&Kern PEE12 USB C to Micro B OTG Cable」として単売する。長さは40㎝で、USB Type-Cコネクタを搭載した「A&ultima SP1000」と、AK CD-RIPPERなどのmicro B(5pin)コネクタを搭載した機器の接続に使えるという。直販価格は2180円。

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e☆イヤホン、限定20台Tsubomiなど、限定・先行販売製品

響(Hibiki)、Model X、SATOLEX Tubomi Sterling Silver LIMITEDほか

2017年11月18日 23時00分更新

文● きゅう 編集●ASCII

 e☆イヤホンは、11月18日の“いいイヤホン・ヘッドホンの日”(一般社団法人日本記念日協会 正式認定済)にちなんだ、新規取扱製品を発表した。

響(Hibiki)

響(Hibiki)

 新規に取り扱う「響(Hibiki)」は、カスタムIEMを開発するシンガポールのAAWと香港SHOZYがコラボしたダイナミック型イヤフォン。本物のカーボンファイバーを使ったフェイスプレートやリケーブル可能なリモコンケーブルが付属する。ドライバーは直径10mm(高効率タイプ)。内部配線の銅も高品質なものにしたとする。

 リモコン部はiOSおよびAndroid対応の3ボタン式。ヘッドフォン側の端子は2ピンで、カスタムIEMにも使用されている高品質銅製ソケットにした。ケーブルには断面が26AWG(American Wire Guage)の高純度銅線を使用。再生周波数帯域は20Hz~40kHz。感度は102dBSPL/mW、インピーダンスは18Ω(1kHz)。販売価格は5480円。



ポーランドLimeearsの5周年モデル

 「Model X」はポーランドのカスタムIEMブランド・Limeears(ライムイヤーズ)の5周年、11月18日の“いいイヤホン・ヘッドホンの日”を記念したカスタムモデル。

 4基のバランスド・アーマチュア(BA)型ドライバー(低域×2、中域×1、高域×1)を内蔵。「明瞭さと繊細な精度を維持しながら、パワフルなサウンドを作りだしている」そうだ。PAR(Passive Acoustic Resonator)技術やVariBoreテクノロジーなどを採用。自然で再現性豊かなサウンドをうたう。切り替えスイッチによって2段階の音調を切り替えられる。それぞれ「鮮明な高音を伴うジューシーでパワフルなベースサウンド」「パンチと明瞭さを保ちながら中高域が自然なサウンド」とのことだ。

 PAR技術は、ボア(音導孔)のうちのひとつを共振空間にしてトランスデューサーの周波数やレスポンスを補うもの。外耳道の内部で作られた「部屋」の形状を変更すれば、その中で響くBAドライバーの性能も改善できるという考え方だそうだ。Model Xでは、中域と高域とのレスポンスを良くし、鮮やかで、自然なサウンドを作り出せるという。

 VariBoreテクノロジーは、トランスデューサーのグループごとに異なるボア径を使用するもの。サブウーファーと低周波は細い1mmのボア、中高域の周波数は太い2mmのボアとする。ボア径の増加は空気摩擦の低減に繋がるため、高い周波数の音も減衰しにくくなる。結果、高音が伸び、正確で自然な再現になるという。

 販売価格は12万5000円。耳型採取&受注確定後約2ヶ月が納品日数の基本になる。





装着感と軽さがとてもいい2万円台完全ワイヤレスイヤフォン

2017年11月18日 12時00分更新

文● 四本淑三

 Jaybird「RUN」は、防水・防汗性能を持つスポーツタイプのトゥルーワイヤレスイヤフォン。美点は、一般的なトゥルーワイヤレス機に比べ、連続再生4時間とバッテリー性能が高いこと。そして重く大きくなりがちなスポーツモデルの中にあって、小さく軽くまとまっていることだ。

 トゥルーワイヤレスのスポーツモデルとしては、BOSEやJabraの製品が知られているが、そうした老舗ブランドを向こうに回しても魅力的なのは、小ぶりなハウジングから来る軽快さにあった。

老舗のライバルモデルが3万円前後で価格を設定しているのに対し、税込2万5407円と2割ほど安い

パッテリー内蔵充電ケース付き

スポーツモデルの軽さは正義

 Jaybirdは2006年設立のイヤフォンメーカーで、スポーツ用途に特化したワイヤレスモデルをリリースしてきた。昨年Logitech(ロジクール)に買収されて以降も、Logitech傘下のブランドとして、以前と同じコンセプトで製品開発を続けている。

 その最新製品たる「RUN」は、ヘッドセット機能も持つ密閉カナル型。スポーツモデルに必要な装着安定性は、小型のウイングチップタイプのスタビライザーと、耳の形に沿うよう成形されたハウジングで確保している。同じスポーツモデルでも、スタビライザーと一体成型されたイヤーチップで全体を支える、BOSEの「SoundSport Free wireless headphones」とは対照的な構造だ。

 本体のマスを耳の外側に追い出し、耳にぶら下がる格好のBOSEに対し、ハウジングが耳に接する前提で重心を内側に寄せているのがポイント。しかも本体が軽く、右8g、左7.5g。これはBOSEの右9.1g、左8.8gに対して1割ほど軽い(いずれもスタビライザー/イヤーチップ付きの実測値)。

 そのため上下動や首を振るような動きに対して、イヤフォンが大きく振られることがない。軽くコンパクトにまとめたことが、スポーツモデルの要件である装着安定性を高めることにも効いているのだ。

 イヤーチップは丸型と楕円型がそれぞれ2サイズ、スタビライザーは4サイズが付属する。フィッティングには個人差があるという前提で申し上げると、私の場合、今まで試したスポーツタイプのイヤフォンの中では、この製品のフィット感が一番良かった。

イヤーチップとスタビライザーは別々に交換できる。スタビライザーはハウジングをカバーする構造で、耳に接触する部分はすべてシリコンで覆われる

付属品は充電ケース、ケース充電用USBケーブル、ポーチ。そしてスタビライザーとイヤーチップ





ロジクール、スポーツ用ワイヤレスイヤフォン「Jaybird FREEDOM 2」に限定新色が登場

ランナーによる、ランナーのために設計されたワイヤレススポーツイヤフォン

2017年11月17日 15時30分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

「Jaybird FREEDOM 2 WIRELESS SPORT HEADPHONES」限定新色

 ロジクールは11月16日、スポーツイヤフォン「Jaybird FREEDOM 2 WIRELESS SPORT HEADPHONES」の限定新色(ブルー)を発表。11月24日に発売する。

 Jaybird FREEDOM 2は、さまざまな形やサイズの耳に快適にフィットする小型のワイヤレスBluetoothイヤフォン。2重の疎水性ナノコーティングによる防汗&耐水機能、激しい動きが伴うスポーツ中でも快適に音楽を楽しめるフィット感、SPEEDFITコード管理システムなどに加え、一体型チップ・フィンによるカスタムフィットを実現。

 ドライバーは6mm、接続はBluetooth 4.1。本体の内蔵バッテリーにより最大4時間の再生が可能なほか、チャージングクリップを使用することで再生しながらの充電も可能で、チャージングクリップには4時間分のバッテリーを内蔵しており計8時間の再生が可能。重量はおよそ15.15g(イヤーフィン、チップ除く)。価格は2万1470円。

 Jaybirdは11月より最強市民ランナーと呼ばれる川内 優輝選手の実弟でウルトラマラソンで多数の優勝経験がある川内 鮮輝さんとオフィシャルスポンサーの契約を締結。ユニフォームへロゴを掲出するほか、川内選手自身が実施しているJaybird製品を活用した最新トレーニング法の紹介など、今後さまざまな機会を通じて情報発信するとしている。

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世界で600万台売れた超人気ヘッドフォン、国内販売

Skullcandy「HESH 3 WIRELESS」

2017年11月17日 06時00分更新

文● 小林 久 編集●ASCII

 スカルキャンディーは11月16日、Bluetoothヘッドフォン「HESH 3 WIRELESS」を発表した。米国を中心に累計600万台売り上げた人気シリーズの最新モデル。価格は1万4904円。

 従来モデルは個性的なカラーリングが特徴だったが、ブラックのほか深いブルーやレッドなど最新のファッショントレンドを取り入れたシンプルなデザインにしている。周囲に溶け込み、親しみやすく、落ち着いた印象だ。

 本体は非常に軽く200g。イヤーパッドも新たに形状記憶タイプにして長時間のリスニングでの快適性を向上させている。また急速充電にも対応。満充電では最大22時間の連続使用が可能。5分の充電で90分、10分では4時間の再生が可能だという。マイクを内蔵しており、ヘッドセットとしても利用できる。ハウジング下部に大きめのボタンを備えており、着信・選曲・音量などが切り替えられる。

操作部分

従来機種のHESH 2 WIRELESSとデザインテイストは異なる

 密閉型40mmのドライバーは、従来と直径が同じだが新開発。低音を強調するのではなく、なるべくフラットな特性に調整しているという。イヤーカップ部分はハンガーが水平方向にも動くようになっており、平らにして携帯できる。これはスカルキャンディーとしては初だという。HESH 2 WIRELESSよりヘッドバンドの調整幅を広げるなど、細かな調整を加えている。イヤーカップは25種類以上の試作機を作り、40種類以上の試験を実施。密閉感を高めるため、数ヵ月にわたる数十種類のテストをしたという。

 BluetoothはSBCコーデックの身の対応。有線接続用に長さ1.2mのケーブルが付属するが、ここのカラーも本体の色に合わせている。

 若者をターゲットに据えたBluetoothヘッドフォンで、コアターゲットはZ世代、ミレニアム世代と呼ばれる18~26歳前後、男女比45:55。レッドは特に20代前半のストリートファッション好きの女性を意識している。高級感とカジュアルさを兼ね備え、かつリーズナブルな価格な製品としてアピールしていきたいという。

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もれなくChromcastがもらえる オーディオメーカー5社が大型共同キャンペーン実施

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2017年11月15日 20時40分更新

文● ハシモト/ASCII.jp編集部

 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン、ディーアンドエムホールディングス、ヤマハミュージックジャパン、ドルビーラボラトリーズ、ビデオマーケットは11月15日、共同で「映画を聴こうキャンペーン」を実施すると発表した。

 オーディオメーカーの5ブランド(オンキヨー、パイオニア、デノン、マランツ、ヤマハ)の対象製品(ホームシアター機器)を期間内に購入し、ウェブ(https://eigakiko.com)から申し込みを行なうと、もれなく5000円相当(新作映画約10本分)のビデオマーケット動画視聴ポイント、または「Chromcast」本体と1000円相当のビデオマーケット動画視聴ポイントがもらえる。

キャンペーンに参加するオーディオ機器メーカー
キャンペーンに参加するオーディオ機器メーカー

 キャンペーン期間は、購入期間が11月15日から2018年1月31日までで、応募期間は12月1日から2018年2月7日となる。

キャンペーン対象モデル一覧
キャンペーン対象モデル一覧

 対象モデルはオーディオ5ブランドの全36モデル。AVアンプやサウンドバー、ホームシアターシステムとなる。

キャンペーン対象機種の一部



ヤマハのサウンドバー「YSP-2700」とAVアンプ「RX-V583」



デノンのAVアンプ「AVR-X4400H」と「AVR-X1400H」



マランツの11.2chAVアンプ「SR-8012」と7.2chサウンドレシーバー「NR1608」



オンキヨーのホームシアターシステム「BASE-V60B」とAVアンプ「TX-NR676E」



パイオニアのサウンドバー「FS-EB70B」とAVアンプ「VSX-832」

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注目機種から見る、2017年末のヘッドフォン市場

秋のヘッドフォン祭 2017
第16回

2017年11月15日 19時00分更新

文● 編集●ASCII

 11月3日と4日の2日間、中野サンプラザで開催された“秋のヘッドフォン祭 2017”。イベントの様子は記事でもお伝えしているが、ここでは紹介しきれなかった展示を中心に、年末に向けた注目機種を見ていこう。

ハイエンドは開放型に回帰

 開放型(オープンバック)は10年ほど前には、ハイエンドヘッドフォンの代名詞的な存在であった。最近は、モバイルでの利用に注目が集まっていたので、密閉型が多く発売される傾向があったが、開放型には広い音場や自然な音調といった利点がある。自宅の静かな環境でゆっくりと音楽を楽しみたいという層に向けて再評価が進んでいる印象だ。多くは数十万円のハイエンド機種。一般的なダイナミック型のほかにも平面駆動型や静電容量型など様々な方式がある。一般的なダイナミック型でも振動板素材に工夫を凝らすなど技術面での工夫があり、注目したい存在だ。

ATH-ADX5000はオーディオテクニカの最上位機種

 ATH-ADX5000は新開発のバッフル一体型で直径58mmのドライバーを採用。約270gと軽い。アルミニウムをベースとした特殊形状のハウジングもプレミアムだ。日本の職人の手による匠のプレス技術を用いている。

KuRADAのスタイリッシュヘッドフォン「KD-P1」。

 KuRADAのスタイリッシュヘッドフォン「KD-P1」。昨年のヘッドフォン祭でも展示されていた。直径53mmのドライバーを搭載。42Ωで感度は96dB/mW。重量は550g。価格は税抜48万円。

Klipschのセミオープン型ヘッドホン「Heritage Hp-3」

 Klipschのセミオープン型ヘッドホン「Heritage Hp-3」。参考出展のモデル。直径52mmのFree-Edge Biodynamicドライバーを採用。ハウジング部に使用する木材はウォールナット、エボニー、オークがある。国内発売は現時点で未定だが、海外では発売済。10万円台前半になるのではないかと思われる。

ハウジング部

イヤーパッドを外したところ



木製ケースもプレミアム

フォステクスの「T60RP」

 平面振動板を使ったプロ用ヘッドフォン「T50RP mk3g」などを販売しているフォステクスは、これをベースとしながら、リスニング向けチューニングを施した「T60RP」という製品を参考展示。重量は380g。ニス塗りで長期間使うことによる風合いの変化も楽しめそうだ。12月中旬発売予定で、価格は3万円前後になるそうだ。

Edition 15

 ULTRASONEのEdition 15は今回のヘッドフォン祭の目玉機種のひとつ。ハイブリッド振動板を採用した新開発ドライバーは、周辺にゴールド、中心にチタンを配合したもの。GTCドライバーと呼んでいる。999台限定で、価格は36万円(税抜)。年内の発売を予定している。11月10日に、2017年12月20日の発売と決定。各個体の測定グラフが付属し、品質管理者によるサインが加わるとのこと。

ETHER ES

 MrSpeakersの静電型ヘッドフォン「ETHER ES」は、2018年第1四半期の販売開始に向けて鋭意調整中。88mmと大口径な自社開発の静電型ドライバユニットを採用。金属製のステーターを採用している。音質も素晴らしく要注目機種のひとつだ。

 AUDEZEの「LCD-MX4」は11月中旬の発売を予定している新製品。平面駆動型で国内初お披露目。予想売価は38万円前後(税抜)とのこと。

 ほかにも整理券配布のfinalの「D8000」、発売されたばかりのゼンハイザーの「HD 660 S」なども人気。試聴に長い列ができていた。





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スタイリッシュなネックバンド型Bluetoothイヤフォン「Flite SHB4205」

フィリップスブランドのスタイリッシュデザインFlite初のネックバンドタイプ

2017年11月14日 17時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは11月14日、フィリップスブランドの「Flite」シリーズ初となるネックバンド型Bluetoothワイヤレスイヤフォン「SHB4205」を発表。11月下旬に発売する。

 スタイリッシュなデザインの製品を提案しているFliteとしては初のネックバンド対応。Bluetoothでスマホやデジタルオーディオ機器と接続し、本体のスイッチで再生/停止などの操作のほか、マイクを装備していてハンズフリー通話にも対応。電話着信時にはネックバンド部分が振動して通知するためイヤフォンを外していても着信が分かる。

 ヘッドフォンには12.2mmのネオジムドライバーを搭載してクリアな中音域と豊かな低音域の再生が可能。1回の充電で最大7時間の音楽再生や通話が行なえる。重量はおよそ26g。実売予想価格は8600円前後。