これまでの常識を覆す進化macOS High Sierraが登場

コピーが瞬時に終わる新ファイルシステム&英語と日本語をシームレス入力

2017年09月26日 02時15分更新

文● 吉田ヒロ

 アップルは日本時間の9月26日2時(25日26時)に、新OSとなるmacOS High Sierraをリリースしました。バージョン番号は10.13で、Mac OS X、OS Xから現在のmacOSまで続く14番目のメジャーバージョンアップとなります。利用できるMacは意外にも幅広く、Late 2009以降のMacBookとiMac、Mid 2010以降のMacBook ProとMac mini、Mac Pro、そしてLate 2010以降のMacBook Airとなります。

ファイルコピーが瞬時に終わる新ファイルシステムAPFS

 まず注目したいのが、従来のHFS Plusと後継となる新ファイルシステムを採用したこと。これは、Apple File System(APFS)と呼ばれており、無駄な重複ファイルを発生させず、ストレージの空き容量も圧迫しない新世代のファイルシステムです。現在のMacの内蔵ストレージとして主流となりつつあるSSDや、iOSデバイスのフラッシュストレージに最適化されているのが特徴で、iPhoneやiPadではすでにiOS 10.3で導入されています。


macOS High Sierraは新ファイルシステム「Apple File System(APFS)」を採用

 ユーザーにとって最もわかりやすい変化が、ファイルコピーの超高速化でしょう。ギガバイトクラスのファイルを同一ボリューム上で複数同時にコピーしても瞬く間に終了するのに驚くはずです。

 実はこれにはカラクリがありまして、ZFSなどのファイルシステムに備わっているコピーオンライトという機能が使われています。コピーが瞬時に終わるのではなくて、コピーしているのはファイルの種別や場所などを示すメタデータだけで、ファイルの実体はコピーされないのです。

「ディスクユーティリティ」ではフォーマット時にAPFSを選べるようになっています

 でも心配は無用です。コピー元、コピー先のいずれかのデータが改変されるタイミングで初めてコピーが作られます。SSDやフラッシュストレージは同じ記憶領域に書き込める回数に限度があり、一般的には書き込みや書き換えの発生が少ないほどパフォーマンスが落ちず、ストレージとしての寿命が伸びます。APFSを採用することで、ユーザーに意識させることなく無駄な書き込みや書き換えを減らせるわけです。ファイルの実体はコピーしないので、クラッシュ時のデータ損失も最小限に抑えられますね。

 APFSには、ファイルシステムレベルでの暗号化という特徴もあります。従来のHFS Plusでも暗号化は可能でしたが後付けの機能でした。ネイティブサポートにより、より強化な堅牢性を獲得したわけです。

 スナップショット機能もAPFSの見逃せない機能でしょう。macOSにはTime Machineと呼ばれる自動バックアップ機能が備わっていますが、簡単にいうとこれまでOSが提供していたTime Machineの機能がファイルシステムレベルでサポートされるということです。これによってTime Machine利用時の処理の高速化を期待できます。

 なお、MacBookなど起動ディスクがSSDのマシンでは、macOS High Sierraにアップグレードすると自動的にHFS PlusからAPFSに変換されます。外付けのハードディスクなどはHFS Plusのままですが、「ディスクユーティリティ」を使うことでデータを消去せずにAPFSに変換可能です。一方、iMacを中心に採用されているハードディスクとSSDのハイブリッドストレージであるFusion Driveについては現在のところAPFSには対応していないようで、アップグレード時にも変換されませんし、「ディスクユーティリティ」でもいまのところ変更できないようです。


使用中のストレージはデータを消去することなく、HFS PlusからAPFSに変換可能です

APFSはmacOS Sierra以下のOSでは認識しないので共有ストレージのファイルシステムの変更は注意しましょう

画質はそのままで容量を最大で40%縮小

 新しいビデオ圧縮技術である「HEVC」(High Efficiency Video Coding)のサポートも目玉でしょう。HEVCはH.265とも呼ばれるファイル形式で、現在普及しているH.264の後継です。HEVCの特徴は、同じ画質を保ったままでH.264に比べて最大40%の高効率でビデオを圧縮できること。HEVCは、すでにiPhone 8シリーズで、4K/60fpsやフルHD/240fpsのビデオ撮影のフォーマットに使われています。Macでは、第6世代以降のCoreプロセッサーを搭載したマシン、具体的には2016年以降にリリースされたMacの多くがハードウェアレベルの再生支援機能を備えており、CPUに大きな負荷をかけずにHEVCビデオを快適に再生可能です。

iPhone 8 Plusでは4K/60fpsの動画はHEVCで記録されます

iPhone 8 Plusで撮影したフルHDで240fpsのスローモーション動画もHEVCで記録されています

 前述したようにmacOS High Sierraは、2009年にリリースされたMacBook(Late 2009)など古いマシンでも使えるのが魅力です。一方で、HEVC(H.265)をスムーズに再生するためのハードウェア支援機能を利用できるのは第6世代以降のCoreプロセッサーを搭載したMacです。Macの買い替えタイミングを決めかねていたユーザーにとっては、HEVCの対応が強力な後押しになるでしょう。

当たり前を覆した新しい文字入力方法

 macOS High Sierraでは、英語と日本語で入力方法を切り替えるという当たり前だった操作方法を見直し、ユーザーの手間を省き、より高速かつ正確なタイピングを実現する技術も追加されています。これまで日本語入力時は「ひらがな」、英語入力時は「英字」もしくは「U.S.」への切り替えが必要でしたが、日本語の中で英単語を使う場合は文字の入力方法を切り替える必要がなくなりました。実際に使ってみると最初はちょっと戸惑いましたが、すぐにそのメリットを享受できました。これまではタイプミスとして認識されていた英字入力がそのまま認識されるので、文字の入力スピードは確実に上がるでしょう。そのほか、タイプミスを自動修正する校正機能も備わっています。





「あっpれ」で「Apple」は初歩レベルですが、「すっぽrt」で「support」などと認識してくれます

VRコンテンツに本気で対応

 WWDC 2017で発表済みですが、macOS High SierraによってアップルがMacをVRコンテンツの開発環境として本気でサポートする意気込みも伝わってきました。アップル独自の3DグラフィックAPIであるMetalを進化させてMetal 2とし、GPUをより効率的に使えるAPI群を用意。実際には、VRの開発環境のSteam VRやUnity、Unreal EngineがMeta 2に最適化することで実現します。つまり、これまでの開発環境を変えることなくMacでVRコンテンツを制作できるわけです。なおMetal 2は、VRコンテンツの開発だけでなく音声認識や自然言語処理などにも使えます。

VRに最適化したアップル独自の3DグラフィックAPIのMetal 2を、Steam VRやUnity、Unreal Engineがサポートすることにより、MacでVRコンテンツの作成が可能に

Thunderbolt 3を搭載するMacBook Proなどは、macOS High Sierraにアップデートすることで外付けのGPUボックスを利用可能になります

Safariやメール、写真などの付属ソフトも使いやすく

 macOSに付属するソフトも改良されています。Safariでは、音声が自動再生されるコンテンツが埋め込まれたページを検知して自動再生を止める機能が加わりました。これまでもFlashコンテンツの自動再生を抑制する機能が組み込まれていましたが、macOS High Sierraではユーザーが意図しないコンテンツの再生を徹底的にブロックするわけです。

音声を含むコンテンツがあるウェブサイトの自動再生を細かく設定可能です

 また、「Advanced Tracking Prevention」という仕組みによって、ウェブブラウズ中にユーザーの閲覧履歴を基にしてしつこく表示される同じジャンルの広告をシャットアウトする機能もあります。ウェブページで検索して肉の写真が掲載されているウェブページを見たあとに、肉の広告が延々と表示されることはなくなるわけです。

Cookieや閲覧履歴を基に表示される広告を遮断

 「写真」アプリでは、写真の整理、管理、編集がより簡単になっています。具体的には、サイトバーを備えた新しいUIが採用され、各種補正ツールやエフェクトが使いやすくなりました。写真の色み調整程度ならもう外部のアプリを使う必要はないでしょう。そのほかiOS 11と同様のLive Photosの編集機能も加わっています。

「写真」アプリでは、サイドバーで写真の種類や撮影地、人物などで写真を選びやすくなりました

Live Photosの編集機能も改良。ループやバウンスなどiOS 11と同様の編集が可能になります

編集モードでは、色調補正やフィルターなどがより細かく実行できます

 macOS High Sierraは、macOS向けの「App Store」から無料でダウンロード可能です。業務に使っているユーザーはアプリやプリンタードライバーの対応を待ってのインストールが常識ですが、そうでない皆さんは今すぐアップデートしてその先進的なテクノロジーの数々に触れてみてはいかがでしょうか。



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auとソフトバンク、新iPad Proの発売日は来週火曜の13日

2017年06月09日 14時36分更新

文● 二子/ASCII編集部

 KDDIとソフトバンクはともに、アップルが今週発表した10.5インチと12.9インチの新「iPad Pro」を6月13日に発売すると発表した。

 新iPad Proはともに6コアの新CPU「A10X」を搭載。A9X搭載の従来モデルに比べて、最大30%のパフォーマンスアップを果たしたほか、カメラも光学式手ぶれ補正機能を搭載する12メガ(FaceTimeカメラは7メガ)に、ディスプレーは最大120Hzのリフレッシュレートになることで滑らかな表示に対応するなど、大幅に強化されたモデルとなる。

 au、ソフトバンクともに公式オンラインショップでの価格も公表しており、たとえばauでは10.5インチ+64GB+Celluarモデルをタブレット単体+データ定額で購入した場合は、本体価格が8万9640円(3735円×24回)、毎月割が最大6万360円(2515円×最大24回)で、実質価格は2万9280円となる。

 なお、ドコモについても新iPad Proの取り扱いは公表しているが、記事執筆時点で価格・発売日は未発表。

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macOS新「Safari」は世界最速うたうブラウザーへ

2017年06月06日 20時45分更新

文● 貝塚/ASCII

 アップルはWWDC 2017の基調講演で、次期macOS「macOS High Sierra」にバージョンアップした「Safari」を搭載することを明かした。

 SafariはmacOSに標準搭載されるウェブブラウザー。今回の基調講演では「World’s fastest desktop browser(世界最速のブラウザー)」と紹介され、従来バージョンと比べてレスポンスが高速化されているという。

 講演内では、グーグルの開発するブラウザー「Chrome」を挙げ、JavaScriptで記述された動的なコンテンツを含む現代的なウェブサイトを表示する場合に、Chromeと比較しておよそ80%も読み込みが高速であると説明。

複数の新機能も搭載

 アップルのサイトではすでにプレビューのページを公開している。以下はSafariの新機能として紹介されているものだ。

macOS High Sierraプレビューより

 追跡防止機能がさらに強化される。これにより、マッチング広告や悪意のあるトラッキングを防ぐ効果が高まると思われる。プレビューページでは「履歴はあなただけのものに」と紹介。

macOS High Sierraプレビューより

 ページにアクセスすると、自動的に再生されるタイプの動画を「再生しない」ように設定できるように。(ブロードバンドではそれほど関係ないかもしれないが)通信容量を削減したり、ページの遷移や読み込みにかかる時間を短縮できるだろう。

macOS High Sierraプレビューより

 写真やテキストなど、ウェブサイトのメインとなるコンテンツを自動的に抽出して、シンプルなレイアウトで再現してくれる「リーダー」機能が強化され、対応サイトで自動的にオンにすることが可能に。ニュースやwikiページなど、テキスト中心のサイトでは特に重宝するだろう。

macOS High Sierraプレビューより

 電源効率も改善されており、電源への接続なしでビデオなどを再生した際のバッテリー時速時間も向上するという。

macOS High Sierraプレビューより

 ページのズームレベル、位置情報サービス、通知、コンテンツブロッカーなどをウェブサイトごとに設定できる。よりパーソナルなブラウザーへと進化を遂げた。

 なお、最新のSafariについて明確な提供次期は明かされていないが、macOS High Sierraは今秋の提供が予告されているので、macOS High Sierraと同時か、同時期のリリースになるものと思われる。

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最新macOS「High Sierra」はどこがスゴイ?

2017年06月06日 20時40分更新

文● 貝塚/ASCII

次期macOS「High Sierra」が発表に

 アップルの開発者向けイベント「WWDC 2017」で次期macOS「High Sierra」が発表された。本稿では、発表と同時にアップルの公式サイトで公開されたmacOS High Sierraプレビューページとともに、High Sierraの概要をチェックしていこう。

 前提として、High Sierraではファイルシステムが、フラッシュストレージを前提とした64ビットアーキテクチャーの「APFS(Apple File System)」へと変更される。すでにiOS 10.3では採用されているが、macOSに採用されるのははじめてのこととなる。

macOS High Sierraプレビューより

 現在、動画のフォーマットとして広く普及しているH.264の後継規格にあたる「H.265(HEVC)」フォーマットをサポート。H.264と比較すると、同じサイズの4Kビデオを圧縮した場合に、およそ40%も高い圧縮効率を実現するとしている。ビデオのブロードキャストの高速化や、保存時の容量の低減が期待できる。

macOS High Sierraプレビューより

 グラフィック用のAPIである「Metal」がバージョンアップされ、「Metal 2」に。これにより、VRコンテンツに対応するほか、内蔵のGPUでパフォーマンスが不足する場合に、Thunderbolt 3経由で外付けのビデオカードを利用することも可能になるという。

macOS High Sierraプレビューより

 こちらがHigh Sierraのユーザーインターフェース。一見したところは、Sierraと劇的な違いがあるわけではない。より効率化され、アーキテクチャーの改善をメインとしたバージョンアップと言えるだろう。それは名称にも表れているかもしれない。

macOS High Sierraプレビューより

 「写真」アプリはインターフェースを刷新。バーのシークによるこれまでの簡易的な編集だけでなく、トーンカーブが調整できるようになった。さらに、写真アプリ内から「Photoshop」など、サードパーティー製の編集アプリを立ち上げ、編集し、そのまま保存できるようになるらしい(具体的なタイプアプリなどは現時点で不明だが、PhotoshopやPixelmatorなど、一部は公式ページで紹介されている)。

macOS High Sierraプレビューより

 パーソナルアシスタント「Siri」は、話す内容によって抑揚やイントネーションが変化するようになる。公式サイトでは、従来よりも、より人間的になると解説されている。



macOS High Sierraプレビューより

 「iCloud」のクラウドドライブに保存したデータをOSから共有し、複数人で編集したり、閲覧したりすることができるようになる。iOS 10でメモの共同編集機能が追加されたが、ちょうど似たような仕組みになるかもしれない。また、テレビ電話機能「FaceTime」での通話中に、相手の映像を「LivePhotos」として保存できるように。LivePhotosはiPhoneの「3D Touch」機能と連動してiOS側でも再現できるため、よりiOS端末との連携が強化されるようにも見れる。

 さらにここでは紹介し切れないさまざまな機能が搭載されるmacOS High Sierra。やはりメインとなるのはファイルシステムの変更やグラフィック向けAPIなど、深いレベルでOSに関わる部分。VR対応など大きな新機能が追加されているものの、グラフィックインターフェースは大きく変えず、印象は据え置いている。「High Sierra」という名称が表すとおり、OSとしてさらなる高みを目指したバージョンアップと評価できるのではないか。

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アップルのSiri搭載スピーカーは「HomePod」 349ドルで12月発売もまずは英語圏から

2017年06月06日 04時30分更新

文● ASCII編集部

 アップルが以前からウワサになっていたSiri対応スピーカーをWWDC 2017で発表した。名前は「HomePod」。

 HomePodはiPhone 5s以降と組み合わせて利用するワイヤレススピーカー。上方に向けられたウーハーと7方向に向けられたツイーターを内蔵。A8プロセッサを搭載して、リアルタイムで低音をコントロールするとともに、自動的に部屋の中での位置や家具などを一瞬で認識。壁を反射する波などを含めて、広がりのあるサウンドを実現する。

 また、6つのマイクによって、Siriを利用したユーザーからの問いかけにも対応。iPhoneのSiriと同じく、天気やスポーツ、交通情報、リマインダー登録などの機能が利用可能。価格は349ドルで12月に発売予定だが、まず提供されるのは米・英・豪の英語圏とのこと。

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20%大きくなって重量はほぼそのままの10.5型iPad Pro登場

2017年06月06日 04時00分更新

文● ASCII編集部

 アップルはWWDC 2017の基調講演で、10.5型のiPad Proを発表した。

 従来の9.7型モデルよりも20%大きくなったにも関わらず、ほぼ同じ重量なのが特長。また、Apple Pencilのレイテンシを20msに短縮したほか、ディスプレーは120Hz表示に対応。さらにスムーズなスクロール表示などが可能になったとしている。

 CPUは高性能3コア+省電力3コアの組み合わせによる6コアのA10Xを搭載。CPUの処理性能は30%アップ、GPUは40%アップされた。カメラはリアが12メガ、インが7メガ。

 64/256/512GBモデルがあり、価格はそれぞれ649ドル、749ドル、949ドル。

 なお、10.5型のiPad Pro登場に合わせて、12.9型モデルもA10Xを搭載する新しいバージョンとなっている。

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【速報】iMacに最大18コアXeon搭載の最強機「iMac Pro」登場! MacBookはCPUが第7世代に

2017年06月06日 03時15分更新

文● ASCII編集部

 アップルはWWDC 2017の基調講演で、一体型マシン「iMac」の上位モデル「iMac Pro」のリリースを発表した。最大18コアのXeon、128GBのメモリが搭載可能。グラフィックスはAMDの次期アーキテクチャ「Radeon Vega」、Thunderbolt 3×3ポート、10GbEなど、まさにハイエンドなマシンとなっている。

 5Kディスプレー、8コアXeon、32GBメモリー、1TB SDDの組み合わせで4999ドルから。12月の発売予定。

 通常モデルの「iMac」も第7世代Coreプロセッサの搭載やビデオ機能の強化、Fusion Driveの高速化、Thunderbolt 3×2の搭載、さらに21.5インチモデルは32GBまで、27インチモデルは64GBモデルまでのメモリー搭載が可能になるなど、基本性能が強化される。

 MacBook Pro(13インチ/15インチ)、MacBookについても第7世代Coreプロセッサ(Kaby Lake)の搭載が公表されている。価格については、タッチバー無しの13インチのみ値下げを行ない、MacBookと同じ1299ドルから。

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MacBook ProやiPad Proが出る?ニコ生WWDC特番は6月5日25時

 みなさん、こんにちは。ASCII(週刊アスキー+ASCII.jp)編集部の吉田ヒロでございます。さて本日深夜26時(6月6日2時)から、米国・サンノゼにてWWDCが開催されますよ。

 もちろんASCIIでは、このWWDCの基調講演を見ながらのニコニコ生放送を6月5日25時(6月6日深夜1時)から放映します。ワタクシも半年ぶりぐらいにニコ生に登場しますので、みなさんぜひ見てください。

 WWDCとは、Worldwide Developers Conferenceのことで、抽選で選ばれた世界中の開発者と一部の選別されたメディアが集まるイベント。ここ数年は、macOS、iOS、watchOS、tvOSなど、MacやiPhone、Apple Watch、Apple TVなどのOSの新バージョンのプレビューと開発者向けベータ版の配布。また、新OSに向けてアップルが取り組んでいる新技術、新API、新サービスの概要などをうかがい知ることができます。

 なおここ数年は、一般に情報が公開されるのは基調講演で語られたことのみですが、実際にはアップルにデベロッパー登録すればWWDC期間中に開催されるほとんどのセッションのビデオやサンプルコードを見ることができます。

 毎年恒例ではないですが、WWDCの基調講演で新製品が発表されることもあります。前述したように基調講演の会場には開発者が数多く集まっているので、新製品が発表されるとしたら開発者に関係があるプロダクトになると思われます。

 噂レベルで該当するものといえば、各種コントロールや情報の取得などを音声で実行できる、Siriを搭載したスピーカーですね。この音声認識+人工知能分野では、アップルはアマゾンやグーグルの後塵を拝している状態ですので、開発者の興味を惹きつけるためにもアップルもそろそろ参入すべきかと思います。最近、アップルの発表でワクワクすることって正直ないですからね〜。

 個人的に期待が高まるのは、Kaby Lake搭載の新MacBookシリーです。とはいえ、こちらはSkylakeからのマイナーアップデートなのでわざわざ基調講演で発表することはないかと。MacBook Proの現行ラインアップの一部が搭載するTouch BarについてはすでにAPIが公開されているので、いまさら開発者の前で披露してもあまり引きがないかもしれません。発表されるとしたら、開発者が「これは買わないと!」と思わせるテクノロジーが搭載されている必要がありますね。Kaby Lake搭載程度なら、WWDCの基調講演終了後に新モデルのプレスリリースをこっそり全世界に配信して終わりいう流れでしょうね。

発売から半年が経過しているので品不足は考えられませんが、15インチMacBook Proの現行モデルの出荷予定日は6月14日以降になっています。アヤシイですね

 10.5インチのiPad Proについても噂にのぼっていますね。こちらは基調講演で発表される可能性はあるでしょう。すでにアップルがプレスリリースを出していますが、米国では6月5日(日本時間では6月6日)にiPad用のSwiftのプログラミング学習環境である「Swift Playgrounds」のバージョン1.5が公開されます。Swift Playgrounds 1.5では、LEGOやSpheroなどの学習向けロボットのコントロールが可能になり、キッズ向けのプログラミングでの活用が期待されます。WWDCで10.5インチのiPad Proが披露されるとしたら、この絡みでしょう。

Swift Playgrounds 1.5では、レゴ マインドストームのロボットや仏パロット社のドローンなどのコントロールが可能になります

 大事なことなんでもう一度いいますが、ASCIIではこのWWDCの基調講演を見ながらのニコニコ生放送を6月5日25時(6月6日深夜1時)から放映します。ワタクシも半年ぶりぐらいにニコ生に登場しますので、みなさんぜひ見てください。生放送に出られる数少ない機会なので、老体にむち打ってワタクシは頑張ります。

予約は↓コチラから

 さらにASCIIでは、深夜の番組の生放送を見逃した方のために、日本時間の6月6日正午からこばQ&つばさによる「米Apple発表おさらい会【WWDC 2017】」も放映します。こちらもぜひチェックしてください。

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WWDC前後には10.5型iPad Proも発売されそう

Apple噂まとめ
第57回

Apple噂まとめ(5/21〜5/27)

5/22 10.5型iPad Proは6月発表で通年500万台出荷

EMSOneによると、WWDC前後にリリースされるとみられる10.5型のiPad Proは、通年で500万台の出荷を見込んでいるそうです。DIGITIMESリサーチのリポートです。iPadシリーズは四半期で900万弱売れているので、そのうちの130万台強が10.5型iPad Proになるという計算でしょうか。

5/22 iPhone 8ではTouch IDを電源ボタンに内蔵

ベンジャミン・ゲスキン氏が、iPhone 8と見られる金型の画像を公開しています。具体的には、iPhone 7s、iPhone 7s PlusというiPhone 7シリーズの強化版モデル2種と、iPhone 8の1種があります。iPhone 8をiPhone 7sシリーズと比べると、電源ボタンが大きい、iPhone 7s Plusよりも高さがあるという違いがあるようです。

5/23 10.5型のiPad Proのレンダリング画像

ベンジャミン・ゲスキン氏によると、WWDC前後にリリースされるという噂がある10.5型iPad Proのレンダリング画像が公開されているそうです。特徴としてはマイクが3基備わっているそうです。ケースメーカーが仕様するCADデータが流出したようです。

5/23 マイクロLEDディスプレーは3社が競合か

EMSOneによると、アップルが開発中のマイクロLEDディスプレーは、将来的に韓国サムスン電子社、台湾フォックスコン社、その傘下のシャープの主導権争いなるとのこと。これだけ聞くと、シャープを傘下に持つ明らかにフォックスコンが有利だと思いますが。

5/23 10.5型iPad Proではマイクの位置が変更される

9 to 5 Macが、アップルがWWDC前後にリリースするという噂がある10.5型iPad Proのケース写真を公開しています。9.7型と比べるとマイクの位置がiSightカメラ横から背面中央上部に移動しているようです。本体サイズは幅179×高さ257×厚み6.4mmになるとのこと。

5/23 iPhone 9は5.28型と6.46型のディスプレーに

MacRumorsによると、2018年に発売されるiPhoneの新モデルは、ディスプレーのサイズが5.28型と6.46型になるそうです。いずれも有機ELパネルになるようです。マジなんすかね。

5/24 iPhone 9用有機ELパネル1.8億枚供給でサムスンと合意

EMSOneによると、アップルは韓国サムスン電子社と有機ELパネルの供給について合意したとのこと。それによると、サムスンはiPhone 9向けの5.28型、6.46型の有機ELパネルを計1.8億枚供給することになるそうです。結局のところアップルはサムスンとは切って切れない関係なんですね。

5/24 iPhone 8の新たな画像が流出

ベンジャミン・ゲスキン氏によると、iPhone 8の新しい図面が流出したとのこと。本体サイズは、幅70.94×高さ143.58×厚さ7.57mmで、ディスプレイサイズは5.7型となっており、iPhone 7の幅67.1×高さ138.3×奥行き7.1mmとiPhone 7 Plusの幅77.9×高さ158.2×奥行き7.3mmの間を取ったサイズになっているようです。ただし厚さは増しています。いちばんの特徴は縦に並んだカメラのレンズですね。

5/24 iPhone 8の有機ELパネル搭載は確実

EMSOneによると、台湾チップモス社がiPhone 8の有機ELパネルモデルに搭載するドライバーICの金バンプ(突起電極)加工を受注したそうです。こういう下請け情報からもiPhone 8が有機ELパネルと搭載する可能性があることがわかります。

5/25 国内タブレット出荷でiPhoneは7年連続首位

MM総研によると、2016年4月〜2017年3月までの国内におけるタブレット出荷台数でiPadがシェア39.9%で7年連続の首位になったそうです。とはいえ、出荷台数自体は前年度比6.9%減の841万台の2年連続のマイナスです。Androidのタブレット端末はこれといった定番がないので、どうしても消去法でiPadが選ばれてしまうという側面もあるかと思います。不気味なのはここ最近は上位の常連になりつつある、ファーウェイとエイスースですね。

5/25 アップルは今年末にマイクロLEDディスプレーを製品化

DigiTimesによると、アップルが企業買収により手に入れたマイクロLEDディスプレーの技術について、年内にもこれを採用した製品を少量生産するという噂があるようです。歩留まりなどを考えると表示領域の狭いApple WatchあたりからマイクロLEDになるのではないかと。

5/26 MacBookシリーズのヒンジは台湾製

EMSOneによると、MacBookシリーズのヒンジのうち金属粉末射出成型法で製造されているものの7割は台湾SZS社が受注しているそうです。具体的な数字はこういうのは台湾メーカーが得意そうですね。この製法は、金属をプラスチックのように簡単に成型できるのが利点のようです。

5/26 iPhone 8のTouch IDはディスプレー内蔵か

DigiTimesによると、iPhone 8では物理的なホームボタンがなくなりディスプレーに一体化するのに伴い、Touch IDセンサーもディスプレーと統合するそうです。光学式センサーの搭載によりTouch IDをディスプレーへ埋め込み可能となるそうです。また、AR技術を使用するために赤外線のイメージセンサーも搭載されるとのこと。ほんとなんでしょうかね。

5/26 Touch IDはディスプレーに埋め込まれそう

EMSOneによると、iPhone 8ではホームボタンがなくなり、Touch IDはディスプレーに埋め込まれるそうです。iPhoneシリーズのプロセッサーの製造を請け負っている台湾TSMC社の関係者が発言したことから、現実味がありますね。

5/26 アップルはマジでマイクロLEDを開発している

EMSOneによると、アップルは台湾エピスター社とマイクロLEDディスプレーの技術を共同開発しているそうです。エピスターは、LED用エピウェハー大手のメーカーです。エピーウェハーとは、エピタキシャルウェハーの略です。エピタキシャルウェハーが何なのかはググったほうが早いです。

5/26 iPhone 8が採用予定のApple A11の製造が遅れる

EMSOneによると、アップルが今秋にリリースされるとみられるiPhone 8について、その心臓部となるApple A10プロセッサーの製造が遅れているそうです。製造元は台湾TSMC社で、どうやら試作に失敗したとのこと。ほんとなんでしょうか。



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この連載の記事

MacBook Pro新モデルがWWDC前後に出るのは濃厚か

Apple噂まとめ
第56回

Apple噂まとめ(5/14〜5/20)

5/15 iPhone 7シリーズはなんだかんだ言って売れてるかも

EMSOneによると、台湾ウィストロン社の2017年4月の業績は、売上高が前期比7.7%減、前年同月比35.5%増の約2200億円(593億NTドル)だったそうです。前月と比べると減ってますが、前年同月に比べるとかなり上がってますね。

5/15 AirPodsがじわじわ売れているもよう

EMSOneによると、アップルのフルワイヤレスイヤフォンであるAirPodsの製造を請け負っている台湾インベンテックの業績が上向きとのこと。2017年4月の売上高は前月比7.66%減ですが、前年同月比2.16%増の約1285億円(346億7000万NTドル)だったそうです。AirPodsが発売されたのは2016年末なので、前年比で見るとある程度の好影響を及ぼしていると考えられます。もちろん、AirPods以外の要因もありますけど。また同社は、WWDC(Worldwide Developers Conference、世界開発者会議)での発表が噂されているSiri対応スピーカーの製造も請け負うと言われています。株買ったほうがいいんでしょうか。

5/16 iPad miniシリーズは近い将来ディスコンに

BGRによると、iPad miniシリーズは段階的に廃止されるとのこと。すでにかなりやる気のないラインアップですし、安価な9.7型iPad(第5世代)が登場したので、客寄せパンダ的な役目は終えてますし、iPhone Plusシリーズとカニバリゼーションも起こしていたのでまあ必然かと。個人的には最初からこのラインアップは疑問でした。

5/16 新型iPhoneの製造が本格化

EMSOneによると、アップルが今秋にリリースされると見られる次期iPhoneの量産に向けて、台湾フォックスコン社が1日5000人超の採用を始めているとのこと。ということは、そろそろ実機リークもバンバン出てくると思われます。

5/16 5/16 Siri対応スピーカーの登場は確実か、台湾メーカーが製造

EMSOneによると、アップルは6月に開催されるWWDC(Worldwide Developers Conference、世界開発者会議)で、音声アシスタントのSiriを内蔵したスピーカーを発表するとのこと。現在のSiriは、iPhoneやiPadなどに特化しており、AirPodsで話かけるとiPhoneの画面を見ないと意味がわからない回答を返すことがしばしばありますが、Siri内蔵スピーカーが登場すればそういった不具合はなくなるかも。

5/17 今年のティム・クックとのランチ権は約7700万円

MacRumorsによると、チャリティーバズが募集していた、アップルのティム・クックCEOとApple Parkでランチできる権利は、約7700万円(68万ドル)で落札されたとのこと。過去最高額だそうです。金持ちの税金対策になってるような気もしますが。

5/17 iPhone 8のモックアップが続々完成

BGRによると、iPhone 8のモックアップ写真が流出しているとのこと。側面はステンレスの鏡面仕上げ、前面は2.5Dにガラスでカバーされているようです。背面にはもちろん縦型のデュアルレンズが備わっています。時期的に考えて、実物に近いフォルムかと思われます。

5/17 WWDCでMacBook Proが早くも刷新か

ブルームバーグによると、アップルは6月に開催されるWWDC(Worldwide Developers Conference、世界開発者会議)で、MacBook ProやMacBookの新モデルと発表するとのこと。MacBook Proは半年ほど前に新モデルが投入されたばかりですが、第7世代Coreシリーズの内蔵GPU強化版も登場したのであり得る話かなと思います。Touch Bar非搭載の15インチモデルが登場するという噂もあったので、このタイミングでシレっと出しそうな予感。MacBookについては、2016年4月に登場した新モデルから1年経過しているので、そろそろ出ると思います。キーボードがMacBook Pro並みに進化すれば売れそうな予感しかありません。そうなればMacBook Airの息を完全に止めることになりますが。ただ、このように単純にプロセッサーの世代が変わる程度の変更の場合、アップルはWWDCでは触れずに前後のプレスリリースで済ませてしまうでしょうね。

5/17 10.5型iPad Proは6月に発表濃厚

EMSOneによると、アップルは6月に開催されるWWDC(Worldwide Developers Conference、世界開発者会議)で、10.5型のiPad Proをリリースするとのこと。その確率は7割強だそうです。台湾KGI証券のアナリストであるミンチー・クー氏のレポートです。

5/18 インド版iPhone SEが登場

WSJによると、アップルはインドで製造したiPhone SEを同国で間もなく販売するそうです。台湾ウィストロン社のインド工場が組み立てを請け負っています。インドではiPhoneは苦戦しまくりなんですが、これを機にシェアが伸びるといいですね。

5/19 Apple Watchと連携する血糖値センサーをティムが使用中

CNBCによると、アップルはApple Watchと連携する血糖値センサーの開発を進めており、ティム・クックCEOがすでに試用しているとのこと。これがBluetoothなどで連携する別デバイスになるのか、バンド部分や本体部分に内蔵されるのかは不明です。スマートウォッチは健康に振らないとやっぱ厳しいかも。

5/19 10.5型iPad Proは量産中か

DigiTimesによると、アップルは10.5型のiPad Proの量産をサプライヤーに指示しているそうです。3月から量産が始まっているようです。正直いって12.9型はデカすぎるので、極狭ベゼルで本体サイズが9.7型と同じ10.5型を出せば売れそうな気がします。

5/20 iPhone 8は例年どおり9月に登場か

BGRによると、遅れて登場すると言われているiPhone 8は、例年どおりに9月に発表される見込みが強いとのこと。まあ、発表して小ロットを発売してもいいわけなんで、多くの人の手元に届くのはどうせ11月以降かなと。モルガン・スタンレーのアナリストの予想です。



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