“年初に読むべき”一冊(2) 人間力を上げる(日経トレンディネット)



日経トレンディネット連載陣が薦める「ビジネスパーソンが年初に読むべき一冊」企画の後編。前編「 “年初に読むべき”一冊(1) 物事の本質を知る」では、デザインや経済、思想など、物事の本質を知るヒントになる書籍を紹介した。今回は表現力や企画力を上げたり人付き合いを円滑にしたりするための一冊を紹介する。

【関連画像】チップ・ハース+ダン・ハース「アイデアのちから」(日経BP社、1600円)

●(1)高崎卓馬「表現の技術―グッとくる映像にはルールがある」

 「どうしたら面白い番組を作れるのか?」。30歳を過ぎても代表作と呼べる番組を作れず、悶々(もんもん)としていたころ、ラジオで映画監督の大根仁さんがこの本を薦めていた。すぐに購入し、夢中でむさぼり読んだ。今も会社のデスクにあるこの本には、青鉛筆で何カ所も線が引かれている。「あらゆるものに基本というものは存在する」。当時の自分に深く刺さった言葉だ。表現とは、むやみに頑張れば伝わるものではない。表現とは「技術」なのだ。会社で、家庭で、何かをより良く伝えたいと思っているすべての人にオススメの一冊。

<選者>佐々木健一氏(NHKエデュケーショナル)

「佐々木健一『TVクリエイターのミカタ!』」

(2)チップ・ハース+ダン・ハース「アイデアのちから」

 病気で1年半会社を休んでいたとき、企画・アイデアのつくり方の決定版を自分なりにまとめてみたいと思い、関連書籍を片っ端から読みあさっていました。そのなかでも一番刺さったのが「アイデアを記憶に焼き付くものにする」という主題の本書でした。「単純明快である」「意外性がある」「具体的である」「信頼性がある」「感情に訴える」「物語性」という人の記憶に焼き付くアイデアの6原則を事例を交えて丁寧に解説しています。

 僕は「記憶に焼き付くアイデア」を他者に向けて考えるだけではなく、自分に向けて考えることも重視しています。自分の記憶に焼き付くと、そのアイデアを具現化する推進力が全く変わってくるからです。企画やアイデアを考える人は必読。この考え方を血肉にするために、何十回でも読んでほしい本です。

<選者>高橋晋平氏(「∞(むげん)プチプチ」開発者)

「高橋晋平が迫る! 『“トンガリ商品”開発者の頭の中』」

【関連記事】


こんな記事もよく読まれています




コメントを残す