「可愛い女の子を前に我ながらよくぞガマンしていることよ」仲良く添い寝? 一線超えない微妙なソフレ関係と台風がもたらすラッキースケベ! ~ツッコみたくなる源氏物語の残念な男女~



■セクハラは困るけど……義父に抱く親愛の情

頭の中将のもとに近江の君が来てからと言うもの、世間は彼女のゴシップでもちきり。何かにつけてやらかす人なので、最近の話題には近江の君の名前ばかりが出てきます。

源氏は「大騒ぎして引きとった娘を、わざわざ人目の多い(弘徽殿)女御のもとに出仕させて、笑いものにするとは解せぬなあ。内大臣(頭の中将)の性格だと、こんな風になってしまうのだろうか。何やらその子が気の毒だ」。

玉鬘も、妹のウワサを聞いて複雑な気持ちでした。(こちらに引き取って頂いて本当によかった。もし実のお父様の方に行っていたら、私も彼女のような思いをしたかもしれない)。

右近も繰り返し「実の親でもなかなかここまで行き届いたお世話はできないものですよ」と言っていましたが、玉鬘もそのことが身にしみて理解できます。

迷惑なセクハラ行為はあるものの、無理強いする様子はなく、表向きにはとても大事にしてくれる源氏に、玉鬘も親愛の情を強めます。まだ男女の愛として、受け入れるところまではいきませんが……。

■仲良く添い寝?一線超えない微妙なソフレ関係

魚心あれば水心。秋風が吹く頃になると、源氏はいよいよ玉鬘の部屋に入り浸るようになります。日暮れの早くなったある夕べ、2人は琴を枕に添い寝していました。庭の萩の葉が風に揺れる音がしんみりと聞こえてきます。

ただ横たわっているだけですから、今で言うなら添い寝だけの相手『ソフレ』でしょうかね。





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