『仮面ライダーオーズ』コンビ復活”3人目のキーマン”が語る、偶然と涙と回想シーンの秘密



「仮面ライダー」最新映画として公開中の『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』が、週末興行ランキング、ぴあ映画、Filmarks(フィルマークス)初日満足度ランキングで軒並み1位を獲得するなど絶好調だ。

本作はタイトルの通り、現在放送中の『仮面ライダービルド』と、今年8月に最終回を迎えたばかりの『仮面ライダーエグゼイド』が中心となって展開されるストーリーだが、『仮面ライダーオーズ/000』『仮面ライダーフォーゼ』『仮面ライダー鎧武』『仮面ライダーゴースト』と、作品の垣根を越えて駆けつけるレジェンドライダーたちの存在もまた、ファンを大いに沸かせている。

中でも特別な思いをもって迎えられたのが、2011年公開の映画『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』以来、実に6年ぶり待望のコンビ復活となった、火野映司(演:渡部秀)とアンク(演:三浦涼介)2人がそろった姿だった。今回の復活にあたっては、共演を呼びかけた渡部秀と、それに応えた三浦涼介、キャスト2人が必然的にフォーカスされる。だが、この復活劇は、もう一人のキーマンを抜きには語れない。映画に登場する『オーズ』『フォーゼ』『ゴースト』らレジェンドライダー作品のプロデューサーであり、また今回のコンビ復活のきっかけを作り、その後実現へ奔走した東映の高橋一浩氏(以下、高橋(一)と表記)だ。

本稿では、高橋(一)プロデューサーの話に、これまでにマイナビニュースで特撮ライターの秋田英夫氏が渡部と三浦、さらに今回映画でレジェンドライダーパートの脚本を手掛けた高橋悠也氏に実施してきたインタビューでの発言を交え、今回の『オーズ』コンビ復活がいかにして実現したのか、そして実際の映画ではどのような形で復活が試みられたのか、さらに復活を目の当たりにした彼らの思いについて、より深く掘り下げる。
※この記事の内容は『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』の大きなネタバレを含んでいる箇所があります。まだ映画をご覧になっていない方には鑑賞後に読むことを強くお勧めいたします。

『オーズ』終了後、渡部は先輩ライダーの一人として何度かライダー映画に出演していたものの、三浦は『MOVIE大戦MEGA MAX』以降の出演はなく、もう映司とアンクのコンビを見ることはできないのではないか……ファンのあいだにはそんな思いも生まれていた。高橋(一)氏も「三浦さんは、テレビシリーズや映画を経てアンクという役をやりきった。だからこそどんなに要望が大きくても、いや映司とアンクの関係を皆さんが特別なものとして感じていらっしゃるからこそ、その後にどんな形であれもう一度アンクを演じるということがファンの期待を裏切ることになるかもしれない。一方で役者・三浦涼介としてアンクの”その後”を考えたり、複雑な思いがあったのだと思いますが、アンクと距離を置いていたのをよく知っていました。ですので、三浦さんの出演は難しいと思っていて、映画には渡部さん演じる映司単独の出演を考えていました」と、その思いを理解していた。

三浦も、「僕自身、”アンク復活”なんて最初はまったく予想もしていなかったんですよ。『オーズ』が終わってからわりと早い段階で、『アンクが再登場するエピソードを作りたい』みたいな話もいただいてはいたんですが、僕がアンクから離れたいという思いがあって、ことごとくお断りしていたんです。 1年間演じてきたアンクのイメージが強すぎて、他の仕事が全然できなかったので……」と心情を語っている。だが、ある偶然から映司とアンクの時間が動き出す。

「ちょうど渡部さんに出演オファーをしたタイミングで、『オーズ』で当時助監督だった某監督が結婚するので渡部さんと三浦さんにお祝いメッセージが欲しいということになり、久しぶりに2人に連絡をとって食事をしながらメッセージをもらった」という高橋(一)氏。そこで渡部から、「出演するなら一番ファンが喜ぶ形で出演したい、オーズが復活するなら映司とアンクがそろって出るのが一番。りょんくん(三浦)も一緒に出ようよ」と提案があったというのだ。その時の様子を高橋(一)氏は、「三浦さんも『こんなに時間が経っていても皆さんが喜んでくれるなら』ということで出演してくれそうな雰囲気になって、そこからは話がトントン拍子で進んでいきました。自分にとっても、オーズ復活で、2人そろっての出演は奇跡みたいな出来事」と振り返る。





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