iPhone Xを1週間使って分かったこと【すごい編】(日経トレンディネット)



 ついに登場した「iPhone X」。僕の手元にも到着した。ただ、税別11万2800円という高価なモデルだけに、購入すべきか否かをじっくりと見極めたいという人も多いだろう。そこで、僕が実際に購入して感じたことを「すごい編」「がっかり編」の2回に分けてまとめていく。まずは、すごい編だ。

【関連画像】左がiPhone 7 Plus、右がiPhone Xで撮影した写真だ

●大人向けのデザインに萌える

 写真でしか見ていなかったiPhone Xの実物を手にして驚がくしたのが、そのデザインと製品としての完成度だ。デザインに関しては好みが分かれるとはいえ、前面と背面にガラスパネルを採用しており、僕としては120点を付けたいほど。背面は透明感があるちょっとミルキーな色で、何となく米国の耐熱ガラスブランド「ファイヤーキング」の“ミルクガラス”を思わせる色合いだ。

 iPhone Xのボディーサイドの金属は、従来のアルミからステンレススチールへと変わっている。これがもうぴかぴかに磨き上げられている。こちらも米国製の古い高級車や欧州車のスイッチ類のような輝きがあって、僕が子供のころに憧れていた世界をほうふつさせる。最先端なのにどこかクラシカルなデザインはとても大人っぽく、高級モデルらしい印象を受けた。

細部の完成度は神々しいばかり

 ガラスと金属で構成されているスマートフォンはもはや珍しくない。僕が愛用している「Galaxy S8+」も両面がガラスパネル、サイドが金属製で、仕上がりは文句なしの100点だ。

 しかしiPhone Xの完成度は圧倒的で、120点を付けたい仕上がり。こうも美しい理由は、細部を見ていくと納得できる。例えばガラスと金属の隙間は非常に細密で、かつ均等だ。恐ろしいほどのこだわりで、歩留まりを相当に下げてでも完成度の高さにこだわっていることが伝わってくる。Galaxy S8+も隙間は細いのだが、じっくり見ていくとiPhone Xほど均等ではないのだ。

 ボディーを取り巻いているステンレススチールには電波を通すためのバンドが組み込まれている。樹脂と金属という異なる素材なのだが、おそらく“研き”が完璧なのだろう、段差はまったく感じられない。Galaxy S8+の場合、指で触れても段差は感じないが、金属と樹脂の質感の違いは伝わってくる。iPhone Xの場合は、ボディーの周囲をなでたくらいで樹脂のバンドを特定するのは無理だ。

 「細部にこそ神は宿る」と、久しぶりに言いたくなった。ありとあらゆる部分の仕上げに徹底的にこだわっているからこそ、全体がここまで魅力的な仕上がりになるのだろう。もはや、工芸品の域と言っても過言ではない。これを大量生産するのだから、なんともすごい話だし、こんなぜいたくな端末を使えるなんて幸せじゃないか。

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