4Kテレビと2K(フルHD)テレビ、いま買うならどっち?



そもそも 4Kって“絶対”に必要なの?

結論から言えば、絶対に必要ではありません。現在の基幹放送である「地上デジタル放送」は、縦横が1080画素x1440画素(フルHDの1080×1920に収まる)で送出されています。放送の4K化や8K化は着実に進められていますが、これらは衛生による放送が予定されていて、現在の地上デジタル放送は、当面そのまま継続する見込みです。

地上デジタル放送が「映ればOK」という視聴者や用途なら、価格面で2K(フルHD)テレビは賢い選択と言えます。

※4Kについての詳細は→「話題の4Kテレビとは?」(All About)

じゃ、4Kって“無駄”なの?

基幹放送が2K(フルHD相当)なのに、4Kテレビを選ぶ意味はあるのでしょうか? 「4Kって無駄なの?」という声が聞こえて来そうです。

結論から言えば、決して無駄ではありません。では、どのようなケースで4Kが価値を発揮するのか、ポイント毎に見て行きましょう。

1:大画面でも画素のツブツブが目立たない!

4Kと2Kの違い(イメージ)

4Kと2Kの違い(イメージ)

最近ではスマホ画面も高精細化が進み、画素のツブツブが見えず、文字も滑らかで、写真や映像もキレイに見られるようになりました。このように誰もが高精細映像を見慣れた今、40型クラス以上の大画面テレビを、一般的な視聴距離で見ると、画素のツブツブが見えてしまったり、映像や文字の輪郭がギザギザで気になったりします。40型よりも大画面の50型なら尚更、さらに60型以上なら4Kは必須と言っても良いでしょう。店頭で確認してみて下さい。地上デジタル放送番組であっても、4Kテレビと2K(フルHD)テレビを見比べれば、誰もがその違いに気付くはずです。

2:4Kテレビならブルーレイ映画をよりキレイに!
従来の放送やブルーレイは2K(フルHD)画質なので、「4Kテレビはオーバースペックでは?」と考えがちですが、4Kテレビで見るメリットは充分にあります。なぜならば、多くの4Kテレビには、2K映像を分析して4K解像度に変換する「超解像」技術が搭載されているためです。

とくに、ブルーレイに収められている映像の画質は、原則、放送映像よりも圧縮率が低く高画質なため、「超解像」の効果もてきめん! フルHDテレビで見るよりも段違いのキレイな映像が楽しめます。

なかでも、大手テレビメーカーの製品は、映像の分析や4K化処理が優秀なので、さらに違いが生まれます。

3:4K映像ソースも続々登場!

基幹放送である地上デジタル放送は2Kのまま継続しますが、4K映像ソースも続々と登場しています。少し手を伸ばせば、家庭でリアル4Kの美しい映像が楽しめる時代なのです。

最も高画質な「Ultra HDブルーレイ」は、4K版のブルーレイで、既にプレーヤーやソフトも登場しています。

■Ultra HDブルーレイ再生対応対応機器の例

パナソニック 2TB 3チューナー ブルーレイレコーダー Ultra HDブルーレイ対応 4K対応 DIGA DMR-UBZ2020

■Ultra HDブルーレイ作品の一例

インデペンデンス・デイ(3枚組)[4K ULTRA HD + Blu-ray]

衛生放送では「スカパー!4K」がサービスを開始していて、各社の4Kテレビ上位モデルは、「スカパー!4K」チューナーを内蔵しています。受信環境を整える必要があり、番組も限定的ですが、4K放送はもう視聴可能なのです。

■「スカパー!4K」対応チューナー搭載テレビの一例

パナソニック 65V型 4K 液晶テレビ Ultra HD プレミアム対応 3D対応 VIERA 4K TH-65DX950

インターネット映像配信は、急速な勢いで4K化が進んでいます。「Amazonビデオ」や「Netflix」といった有料配信サービス、無料の「YouTube」も4Kに対応するなど、コンテンツも豊富に。

常時30Mbps程度以上の通信速度が確保できる高速インターネット接続環境が必要ですが、最新4Kテレビの多くは、これらを4K画質で再生できる機能を備えています。

■4K映像配信サービス対応製品の一例

パナソニック 49V型 4K 液晶テレビ HDR対応 ハイレゾ音源対応 VIERA 4K TH-49DX850

ほか、NTTぷららの「ひかりTV 4K」は、NTT東/西のフレッツ光回線への加入が前提ですが、良質な4Kコンテンツを安定して視聴できます。視聴には、同サービスに対応したテレビ製品を利用するか、非対応のテレビでも、レンタルのセットトップボックスを追加すれば視聴できます。

■「ひかりTV 4K」対応製品の一例

シャープ 55V型 AQUOS 4K 液晶テレビ HDR対応 LC-55XD45

限られた予算。高級2Kテレビと格安4K。どちらを選ぶ??

「4K」はあくまでもパネル上の画素数を表すスペックに過ぎません。4Kテレビと言っても、格安製品には注意が必要です。

とくに液晶テレビの場合、ユニフォーミティー、視野角特性、応答速度が基本画質を大きく左右します。

ユニフォーミティー(輝度均一性)が低いと、画面に明るさのムラが見えてしまい、映像が左右にパンするようなシーンで非常に目立って不快です。

視野角特性が悪いと、画面正面以外の斜めから見た際、色味やコントラストが大きく変わってしまい、家族でテレビを取り囲んで視聴するような用途に不適です。

残像が多いと、動きのある映像で細部が滲み、折角の4K解像度も台無しです。他、より高い次元の画質を求める上では、コントラストや色の再現性も重要です。

スペック上の「4K」に囚われた格安製品は落とし穴も少なく無く、こうした場合は、良質な2Kを選ぶのが賢い選択と言えます。

■高品位な2K(フルHD)テレビの一例

ソニー SONY 32V型 フルハイビジョン液晶テレビ 外付けHDD録画対応(裏番組録画) ブラビア KJ-32W730C

ソニーのKJ-32W730Cは、画質の基本性能が高く、制作者の意図に忠実な真面目な画作りが特長。映画も高品位な映像で楽しめます!

さいごに

テレビは一度購入すると10年程度使い続ける耐久消費材です。そう考えると、リビングに据える40型以上の大画面テレビなら、「4K」を基本に考えたいものです。
筆者が今、4Kテレビをおすすめする理由は「4Kテレビはイマが買い時、と言える5つの理由」(All About)で述べていますので、併せてご参考に。

一方、32型程度以下の比較的小画面サイズで、書斎でのパーソナルユース、単身赴任や学生の独り暮らしなど、予算が限定されたり、使用期間や視聴時間が短い想定の用途なら、手頃な価格で良質な2K(フルHD)テレビを選ぶと良いでしょう。

用途に応じて検討し、賢い選択を!





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